バーニングマンに「Long Feng」が帰還 ── アダム・テン×ミタ・ガミ、ダミアン・ラザラスら出演ラインナップを発表

2025年のバーニングマンにおいて、巨大アートカー「Long Feng」が再びプレイアに登場する。その全ラインナップが発表され、世界最高峰のエレクトロニック・アーティストたちが砂漠の地を彩ることが明らかになった。

出演には、Adam Ten b2b Mita Gami(ロングセット)、Arodes b2b AMÉMÉ、Colyn、Damian Lazarus、Gordo、Francis Mercier b2b Mahmut Orhan、Kaz James(唯一のアートカーセット)、Kream、Kimonos、Lee Foss、MAZ、Vintage Cultureらが名を連ねている。

神話とテクノロジーが融合するアートカー「Long Feng」

「Long Feng」は、東洋の龍と鳳凰をモチーフに、西洋の音楽カルチャーを掛け合わせたアートカーである。そのボディは火・土・金属・水・木という五行を象徴する素材から成り立ち、伝統と未来が交差するデザインを体現している。

最大の特徴は、サーカスの曲芸師に着想を得た“しなやかに変形する構造”であり、出演アーティストのエネルギーやスタイルに応じて姿を変える点にある。加えて、AIやロボティクス、インタラクティブ技術を組み込むことで、従来のアートカーを超える没入型の体験を可能にしている。

クリエイティブ・ディレクターのマーク・アラン・ディアスは「テーラーが布を裁つように、一つひとつのディテールを意図的に設計した」と語る。

音楽とテクノロジーが交差するプレイア体験

サウンド面でも徹底したこだわりを見せ、Funktion-OneやNST Audioなど最高峰のオーディオ機材を導入。設計を手掛けたSound Investment Audioは「世代を代表するアートと音楽の融合に、究極の音響を提供できる稀有な機会」とコメントしている。

音楽は夜明けから深夜のピークタイムまで、ダミアン・ラザラスの魔術的セット、ブラジルのヒットメーカー・ヴィンテージ・カルチャー、マカビ・ハウス共同創設者アダム・テン×ミタ・ガミによる唯一無二のb2b、さらにはアフロハウスの旗手フランシス・メルシエとマフムト・オルハンのコラボなど、ジャンルを横断する豪華アーティストが紡ぎ出す。

ドラゴンたちの歴史的集結「Dragon Awakening Tie-Up」

さらに今年は初の試みとして、バーニングマンを代表するドラゴン型アートカーが一堂に会する「Dragon Awakening Tie-Up」が開催される。Long Fengを筆頭に、Abraxas、Elektra、Heavy Meta、Torch the Dragon、Xuzaらが集結し、これまでにないスケールと光の饗宴を繰り広げる予定である。

バーニングマンの未来を象徴する存在へ

「Long Feng」は、愛と共同体から生まれたプロジェクトであり、その理念は“Let Beauty Lead(美に導かれよ)”。音楽、パフォーマンス、テクノロジー、デザインを融合し、人と人を繋げる文化的な架け橋として進化を続けている。

2025年のバーニングマンにおいて、Long Fengは拡張されたステージ演出、世界トップクラスのダンサーやサーカスアーティストを交えた新パフォーマンス、そして物語性あふれるテクノロジー主導のショーケースを展開する。砂漠を超えて未来のフェスカルチャーを照らす象徴的存在となるであろう。


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