クリス・アヴァンギャルド、デビューAL『Hyperreal』を発表──新レーベル始動EP「Energy」リリース

ドイツ出身でロンドンを拠点に活動するエレクトロニック・アーティスト、クリス・アヴァンギャルドが、自身初のアルバム『Hyperreal』を2026年にリリースすると発表した。あわせて、同名の新レーベル〈Hyperreal〉を立ち上げ、その第一弾シングル「Energy」を公開した。

🎧 Chris Avantgarde「Energy」試聴はこちら

ダンスフロアとシネマティックな音世界を往還する「Energy」

新曲「Energy」は、鋭いシンセワーク、うねるベースライン、疾走感あるパーカッションが絡み合う6分間のピークタイム・トラックである。機械的なトップラインがアルバム『Hyperreal』の方向性を提示しつつ、クラブサウンドに即した強烈な引力を放つ。

既にティエスト、オリヴァー・ヘルデンス、アレッソ、アドリアティーク、ピート・トンらビッグネームからサポートを受けており、この夏のクラブ・シーズンを象徴する1曲として注目を集めている。

アルバム『Hyperreal』と新レーベルの意図

クリス・アヴァンギャルドは新作について次のように語っている。

「『Hyperreal』は、私の影響やライブでの音楽をひとつのプロジェクトにまとめた作品であり、ジャンルの制約を超えて自由と多様性を表現するものだ」

また、立ち上げたレーベル〈Hyperreal〉では、オリジナリティとクオリティを最優先に据え、新人からベテランまで幅広いアーティストに実験と挑戦の場を提供するという。リリースだけでなく、イベントやコラボレーション、マーチャンダイズなど多角的な活動を展開していく予定である。

キャリアの転換点を迎えたクリス・アヴァンギャルド

クラシックとジャズで訓練を受けたマルチ・インストゥルメンタリストでもあるクリス・アヴァンギャルドは、クラブ・カルチャーとシネマティックなコンポジションを横断する独自のスタイルを確立してきた。映画やゲームへの楽曲提供も多く、ASCAP「シンク・オブ・ザ・イヤー」受賞歴を持つなど、ダンスミュージックの枠を超えた活躍を見せている。

これまで〈Afterlife〉〈Experts Only〉〈Drumcode〉〈Dirtybird〉など名門レーベルから作品を発表。アニマやアダム・ベイヤーとのコラボレーション、Enrico SangiulianoやKevin de VriesとのB2Bセット、さらにUltra、EDC、Tomorrowlandといった大型フェス出演を経て、今まさにキャリアの大きな転換点を迎えている。

ツアースケジュール

「Energy」のリリースに続き、Chris Avantgardeは世界各地でのライブを展開する。

  • 8月19日:Pacha(イビサ、スペイン)
  • 8月29日:Zamna On The Beach(アルバニア)
  • 9月13日:Sonara Festival(マラケシュ、モロッコ)
  • 10月25日:Hilomatik x Dockyards(アムステルダム、オランダ)
  • 11月2日:Ritvales(メデジン、コロンビア)
  • 11月7日:Alsina(ブエノスアイレス、アルゼンチン)
  • 11月8日:Espacio Riesco(サンティアゴ、チリ)
  • 11月17日:Dreamfields(プエブラ、メキシコ)
    …ほか多数公演が予定されている。

リリース情報

シングル
Chris Avantgarde「Energy」
配信中(Hyperreal / boom. records)
配信リンク

アルバム
Chris Avantgarde『Hyperreal』
2026年リリース予定

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