クラングキュンストラーの「Outworld」、イビサ初上陸 ── 最新鋭クラブ〈UNVRS〉で一夜限りの没入型ショー

ドイツ発のテクノ・ヘヴィーウェイト、Klangkuenstler(クラングキュンストラー)が、自身のコンセプト・ショー「Outworld」をイビサに初上陸させる。開催日は9月15日。会場は、今年オープンしたばかりの次世代型クラブ〈UNVRS〉である。

「Outworld」は、クラングキュンストラーが世界各地の限られた会場でのみ披露してきた特別なイベントである。全編にわたって彼自身が選曲と構成を担うオールナイト・ロング・セットを基軸に、サイエンスフィクションの世界観を思わせる照明デザインと、ポータルを模した圧巻のステージ演出が展開される。まるで異次元へと踏み込むような体験をもたらす、稀有なショーケースである。

ハードテクノ旋風、イビサに到来

ここ数年で世界的に爆発的な広がりを見せるハードテクノだが、ハウスやトランスが主流だったイビサでは、まだ新しい潮流である。〈UNVRS〉は、この新世代サウンドを全面的に支持する数少ないクラブとして登場。クラングキュンストラーの「Outworld」を招聘することで、クラブカルチャーの未来を切り拓く存在であることを改めて示した。

テクノの異端児が描く“異世界”

クラングキュンストラーは、無慈悲なほど強靭なビートと精密なサウンドデザインで現代テクノの象徴的存在となったアーティストである。7〜8時間に及ぶ「All Night Long」シリーズは、20年以上にわたるテクノの歴史を自在に行き来する圧巻の音楽体験として世界的な 熱狂的なファン層を築いてきた。

その集大成ともいえる「Outworld」は、彼の音楽的ビジョンを可視化する場であり、音・光・建築が交差する“もうひとつの世界”を創造する。未来的美学と産業的サウンドを融合させた空間は、観客をディストピア的な音楽体験へと誘う。

次世代クラブ〈UNVRS〉との邂逅

開催地となる〈UNVRS〉は、イビサに新たな基準を打ち立てるべく誕生した最新鋭クラブである。〈Ushuaïa〉や〈Hï Ibiza〉を手がけたYann Pissenemが主導し、ナイトクラブのラグジュアリーなサービスと、アリーナ規模のスケール感を融合させた“未来型ヴェニュー”として注目を集めている。

開業からわずか6週間で、最先端の技術と大胆な建築デザインを武器に、島のナイトライフの震源地へと駆け上がった。日替わりで会場を変容させる演出力は、「Outworld」の壮大な世界観と完璧に呼応するだろう。

公演概要

公演名: Outworld Ibiza Debut – Klangkuenstler All Night Long
日程: 2025年9月15日(月)
会場: [UNVRS], Ibiza
🎫 チケット・詳細は www.unvrs.com


この一夜限りの特別公演は、イビサにおけるクラブカルチャーの未来を象徴する出来事となるだろう。クラングキュンストラーの“異世界”が、〈UNVRS〉の最先端空間でどのように具現化されるのか、大きな注目が集まっている。

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