
インディペンデントレーベル〈カクバリズム〉が運営するレコードショップ〈Test and Tiny〉と、内装パーツのWEBショップ〈toolbox〉がタッグを組み、“音楽と暮らし”の新しい関係を提示するイベント「MY RECORDS & TOOLS」を開催する。会期は2025年9月2日(火)から20日(土)まで。会場は東京・目白にあるtoolboxのショールームとなる。
本イベントでは、レコードとインテリアを結びつける展示や、音楽関係者によるセレクトアイテムの販売、DIYワークショップやトークショーなど、多角的なアプローチで「音楽を聴く場」としての“暮らし”を再定義する内容が揃う。

レコードは飾る、集める、語り合う──空間に寄り添う「音のある暮らし」
toolboxは「自分の空間を編集する道具箱」をコンセプトに掲げ、建材や家具、照明などを取り扱うWEBショップである。今回は“レコードと暮らす”という視点に着目し、単なる音楽メディアとしてのレコードではなく、「飾る」「集める」「語り合う」といった行為を通じて、暮らしに新たなレイヤーを与える存在としてのレコードにフォーカスする。
会場では、レコードをディスプレイできるDIYアイデアの展示や、テーブル脚用の角パイプをレコードラックにカスタムした事例なども紹介予定。スマートフォンで音楽を手軽に楽しめる現代だからこそ、モノとしてのレコードを通じて、自分らしい生活空間を見つめ直す機会となるだろう。

カクバリズムの“愛着ある一枚”──アーティストの選盤とエピソード展示


イベントの目玉のひとつが、「愛着のあるレコード」展示である。〈カクバリズム〉所属アーティスト5名に加え、レーベル代表の角張渉が、それぞれの思い出や人生に影響を与えたレコードとそのエピソードを紹介。展示予定のアーティストは以下の通り(※変更の可能性あり):
- 角張渉
- 辻村豪文(キセル)
- 高城晶平(cero)
- 澤部渡(スカート)
- mei ehara
- 福原音(シャッポ)

グッズも充実──レコードと書籍、Tシャツ、レコードプレーヤーまで
会場ではTest and Tinyによる中古・新譜レコードに加え、DJ/クリエイティブディレクターのMOODMANや、音楽ライター松永良平、スタイリストの伊賀大介がセレクトしたレコードや書籍なども販売される。さらに、Test and TinyのキャラクターがtoolboxとコラボしたTシャツや、レコードサイズのトートバッグなど限定グッズも登場予定。
また、スピーカー内蔵型で初心者でも扱いやすいと評判のバンコク発レコードプレーヤー「Gadhouse」の販売も実施される。
会期中の土曜日にはワークショップ&トークショーも開催

📦 レコードラックづくりワークショップ
toolboxの端材やサンプル素材を使い、DIYでオリジナルのレコードラックを作るワークショップを開催。初心者でも参加可能な内容である。
- 日程:2025年9月6日(土)、13日(土)
- 時間:各日3回(10:30~/13:30~/15:30~)
- 定員:各回6名(事前予約制)
- 参加費:500円(税込)
- 申込URL:peatixリンク
- 申込期間:2025年8月7日(木)21:00~8月31日(日)21:00

🎤 トークショー「音楽・デザイン・暮らしの交差点」
レーベル代表の角張渉氏と、グラフィックデザイナー大原大次郎によるトークイベント。音楽とデザイン、そして生活をめぐるクロストークを繰り広げる。
- 日時:2025年9月13日(土)17:00開場/17:30開演
- 会場:toolbox目白ショールーム
- 定員:54名(全席自由)
- 参加費:1,500円(税込/ドリンク付き)
- チケット:peatixリンク
- フード・ドリンク提供:kokiliko(ナチュラルワイン・クラフトビールなど)
開催概要
イベント名: MY RECORDS & TOOLS
会期: 2025年9月2日(火)〜9月20日(土)
営業時間: 火〜金 13:00~17:00/土曜 10:00~17:00
休業日: 日曜・月曜
入場料: 無料(予約不要・キャッシュレス決済のみ)
会場: toolbox 東京・目白ショールーム(東京都新宿区下落合3-14-16)
🔗 toolbox公式サイト
Photo by Masanori Kaneshita
音楽は耳で楽しむだけでなく、空間の中でともに生きる存在である──。レコードを介して“自分らしい暮らし”を編集するという発想は、生活と音楽の新しい関係を模索するすべての人にとってヒントとなるだろう。