8年の試行錯誤が形になった“生きているギター”──Angel Vivaldi Signature Pro-Mod Nova-7、8月6日国内登場

ニュージャージー発、技巧と美意識を両立するギタリスト=エンジェル・ヴィヴァルディとCharvelによる共同開発が、次のフェーズに突入した。
2025年8月6日(水)、シグネイチャーモデル『Angel Vivaldi Signature Pro-Mod Nova-7 NAT』が、国内で正式に販売開始される。

本モデルは、Charvelの代名詞とも言えるハイパフォーマンス仕様に、ヴィヴァルディ自身が長年のプレイヤー視点で注ぎ込んだ思想と実戦的なアップデートが加わったもの。クラシカルな7弦スタイルと現代的な多様性のどちらにも応えるための、設計上のこだわりが随所に見られる。ボディはキャラメライズドバスウッド(改質バスウッド)にフレイムメイプルトップを組み合わせ、仕上げにはナチュラルフィニッシュとゴールドパーツを採用。視覚的な高級感と、長時間の演奏にも耐える操作性を両立させている。

ギター自体は、8年におよぶ試作と実演を経て完成。ヴィヴァルディ本人も「このNovaは、単なる機材じゃない。自分の創造のプロセスの中で“生きている”存在。完全に自由で、制限のない状態を感じる」と語っている。
また本モデルでは、彼が長年探求してきたラテン・フュージョン、ファンク、アコースティックといった文脈が、7弦シュレッドという形式の中で再構築されている。

スペック概要

  • モディファイされたキャラメライズドバスウッド製Dinky®ボディ
  • フレイムメイプルトップ+3-plyバインディング
  • スカルプテッドヒールとティルトバック仕様のリバースヘッドストック(Fender Stratocaster®ライセンス)
  • 指板は12〜16インチのコンパウンドラジアスメイプル
    • ロールドエッジ
    • 24ジャンボフレット
    • ブラックドットインレイ(カスケード配置)
    • Gotoh®ロッキングナット
  • カスタムネックシェイプのボルトオンメイプルネック
    • グラファイト補強ロッド
    • サテン仕上げ
    • Luminlay®サイドドット
    • ヒールマウントトラスロッド調整ホイール搭載
  • ピックアップ:DiMarzio® Tone Zone®(ブリッジ)/Air Norton™(ネック)
  • 5ウェイブレードスイッチ、ドーム型ノブ(ボリューム/トーン)
  • ブリッジ:Gotoh® GE1996T-7(ダブルロッキングトレモロ)
  • チューナー:Charvelロゴ入りダイキャスト仕様

このように、単に音が出せる“楽器”ではなく、様々なジャンル横断に耐える“創作の器”としての完成度が追求されている。

エンジェル・ヴィヴァルディとは何者か?

15歳からギターを始め、約20年にわたって技巧的かつ構築的なインスト・プログレ作品を発表してきた。情緒と技術を両立させる稀有なスタイルは、YouTubeを中心に世界的な評価を獲得。ソロアーティストとしての活動に加え、教育的なトーンでのギターコンテンツも数多く展開している。

2019年、Charvelとのパートナーシップをスタート。初代シグネイチャーモデル「Nova」を皮切りに、6弦・7弦のバリエーションを発表してきた。その最新形態が『Pro-Mod Nova-7 NAT』というわけだ。

プロダクト担当者コメント

Charvelのプロダクトマネージャー=ピーター・ウィッチャーズは、今回のコラボレーションについて次のように述べている。

「エンジェルの多彩な音楽性とテクニカルな精度は、私たちが目指すギター製作のビジョンと完全に一致していた。今回のモデルは、伝統的なプレイヤーから現代のプログレッシブなギタリストまで、幅広く応える仕様になっている」

発売情報まとめ

※製品仕様・価格は変更になる場合あり

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!