REZZ、ニューAL『As The Pendulum Swings』全貌公開＆CABLEとの新曲「Glass Veins」リリース

2025年8月2日

カナダ発のプロデューサー／DJ、REZZが、自身5作目となるスタジオアルバム『As The Pendulum Swings』の全収録曲を発表した。同時に、ニューオーリンズを拠点に活動する新鋭CABLEとのコラボレーションによる最新シングル「Glass Veins」をリリース。9月12日のアルバム発売へ向けて、着々と物語が動き出している。

「Glass Veins」は、インダストリアルなスローテクノと不穏な音の空間が溶け合う、まさにREZZの新たなサウンドスケープを象徴する一曲だ。テクスチャーの効いたリード音、這うようなベースライン、脈打つキック ── 抑制されたテンションと共に、CABLEのダークかつ新鮮な存在感が加わり、作品全体にさらなる深みを与えている。

REZZ自身は、この楽曲について次のように語っている。
「CABLEが送ってくれたデモを聴いたとき、最初のドロップで鳴っていたエコーのリード音にすぐに惹かれたの。そこからは、この曲をどう完成させるかが頭の中ではっきり見えた。工業的なスローテクノの質感を持つ、お気に入りの一曲よ」

一方、CABLEにとっては、本作がHypnoVizionからの初リリースとなる。
「ちょうど1年前、友人が送ってくれたREZZのレッドロックスでのセットに、自分の曲が使われていて驚いたんだ。その後も“Vanisher”をツアーでプレイしてくれていて、本当に感謝してる。そしてある日、REZZから“コラボしたい”と連絡が来た。それから2週間、自分の部屋にこもってこの曲を作った。ライヴでこのエネルギーを感じてもらえるのが楽しみだよ」

このリリースと同時に、アルバム『As The Pendulum Swings』の全13曲のトラックリストが、インタラクティブな特設サイトで公開された。先行シングル「Prophecy」「Contorted」「Telepathy」に加え、ディロン・フランシス、k?d、オウル・ヴィジョンらとの共作曲も含まれており、REZZの持ち味であるシネマティックなダークネスとミニマリズムが、より大胆かつ洗練されたかたちで展開されることが予感される内容となっている。

アルバムは、REZZが主宰するレーベル〈HypnoVizion〉からのリリース。9月のタコマ・ドームでの「PORTAL」公演、そして10月に開催される恒例の「REZZ ROCKS VII」へと続く、彼女の2025年後半の動きからも目が離せない。