ギタリストの“理想の音”を可視化する ── カシオの新アプリ『TONEBOOK』が登場

ギタリストにとって、音作りは果てなき旅である。手元にあるギターやエフェクター、アンプをどのように組み合わせ、どうセッティングするか。そのわずかな違いが、響きに大きな差を生み出す。そんな音作りの苦悩と歓びに寄り添う、革新的なスマホアプリが登場した。カシオ計算機が開発した『TONEBOOK(トーンブック)』だ。

2025年7月29日に公開されたこのiOS専用アプリは、ギターの出音に関わる機材 ── ギター本体、エフェクター、アンプなど ── の詳細なセッティング情報と、それを実際に使った演奏映像をセットで提供する。いわば“音作りのレシピ本”のような存在だ。

従来、憧れの音色に近づこうとしても、耳で聴いただけでは具体的なセッティングまでたどり着けないことが多かった。不要な機材を買ってしまったり、楽器店での試奏に時間を費やすなど、ギタリストたちはさまざまな試行錯誤を強いられてきた。

『TONEBOOK』では、そうした手間を大幅に削減できる。音の経路情報、ノブの位置、機材ごとの特徴などが明確に記載され、実際のサウンドが動画で確認できる。さらに、音作りの新たなインスピレーションを刺激するような“思いがけない音色”との出会いも用意されている点が特徴である。

アプリ内では、有料でアーティスト本人によるレシピも販売されており、ライブで実際に使われたセッティングや演奏を、映像つきで体験することができる。ファンにとっては、自分の機材で“あの音”を再現できるという夢が現実のものとなるのだ。

また、自作のレシピを投稿・共有できる機能も備えており、ギタリスト同士が互いの音作りを学び合うコミュニティとしても機能する。プロ・アマ問わず、すべてのプレイヤーが“理想の音”を探求する場として、活用が期待される。

音楽をもっと自由に、もっと創造的に。『TONEBOOK』は、そんな時代のニーズに応える新しい音作りのプラットフォームである。

アプリ概要

  • アプリ名:TONEBOOK(トーンブック)
  • 価格:無料(アーティストレシピなど一部有料コンテンツあり)
  • 公開日:2025年7月29日
  • 有料コンテンツ価格:500円〜(内容により変動)
  • 対応OS:iOS(Apple Storeで配信)
  • 公式サイト:https://tonebook.net/
  • アプリダウンロード:App Storeリンク
  • 紹介動画:YouTubeリンク

参考リンク

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