静けさの中に宿る個性 ── Yohji Yamamoto Eyewear、2025年春夏コレクションが登場

ミニマリズムと構造美が交錯する、新たなヴィジョン。Yohji Yamamoto Eyewearが2025年春夏コレクションを発表した。クラシックな造形をベースにしながらも、質感や空間を活かしたコンテンポラリーなアイウェアが揃う。

ヨウジヤマモトの美学は、決して大声を出すことはない。静けさの中に潜む個性、構造の奥に秘めたメッセージ──そうした哲学が本コレクションにも息づいている。音叉を想起させる繊細なラインや、厚みあるチタンとアセテートのレイヤード構造、リムに刻まれた立体的なロゴなど、ディテールのすべてが「沈黙のデザイン」を語っている。

全9型・27バリエーションからなる本コレクションは、7月末より全国の取扱店舗にて順次販売が開始される。価格は41,800円〜47,300円(税込、フレーム価格)。

印象的なモデル紹介

  • Model 19-0095: クラシックなボストンシェイプに削ぎ落とされたリム、そして音叉を思わせるテンプル。静かにして芯のある一本。
  • Model 19-0096: 幾何学的なオクタゴンと繊細なモチーフの融合。感性と構造が共存するシェイプ。
  • Model 19-0097: フード状のメタルが個性を主張する一本。音叉型テンプルとラウンドシェイプのコンビネーションが秀逸。
  • Model 19-0098: トップバー×メタルリムが描く直線美。ミニマルな中に潜む、立体感の妙。
  • Model 19-0099: インナーリムとメタルリムが織りなす静謐な造形。過剰な装飾を排した潔さが際立つ。
  • Model 19-0100: ヘキサゴン×透明アセテートの軽快なコンビ。知的な印象を残す一品。
  • Model 19-0101: 大ぶりなウェリントンとストライプのアクセントが絶妙なバランスを奏でる。
  • Model 19-0102: まるで機械式時計のようなチタン構造美。一体感のある素材使いが魅力。
  • Model 19-0103: ランダムなメタルストライプが揃わぬ美を表現。静かに、しかし確かに目を惹く。

それぞれのモデルが放つ「静けさの中の主張」は、ヨウジヤマモトのモードの中核ともいえる哲学──“他者とは違う美しさ”を、身に纏う者にそっと語りかける。

イメージムービーはこちらのInstagramリールで公開中。コレクションの世界観を、音と映像でより深く体感できる。


ヨウジヤマモトの美意識に、視線というフィルターを通して触れる──それがこのコレクションの真骨頂である。

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