Eric Colemanが東京で一夜限りの写真展『ANALOG VISION』開催──ヒップホップの記憶とアートが交差する夜

2025年7月25日

アメリカ西海岸のヒップホップシーンを中心に数々の名アーティストを撮影し、フォトグラファー／ビデオグラファー／ビートメイカーとしても知られるEric Coleman（エリック・コールマン）が、国内初の写真展『ANALOG VISION: PHOTOGRAPHY BY ERIC COLEMAN / A ONE NIGHT EXHIBITION IN TOKYO 2025』を開催する。会場は東京・渋谷のTRUNK HOTEL（Cat Street）ROOM101。日程は2025年8月22日（金）18:00～23:00、展示は一夜限り。会場にはEric本人も在廊し、1Fのラウンジスペースではレセプションパーティも行われる。

展示されるのは、MF Doom、Madvillain、J Dilla、Wu-Tang Clan、Dam-Funk、NxWorries、Ras Gといったヒップホップの重要人物たちのポートレート群。なかでも『Madvillainy』のアルバムカバーに使われたMF Doomの写真は、2018年の写真集『Contact High: A Visual History of Hip-Hop』にも収録され、2021年にはニューヨークのサザビーズで開催された『The Art and Influence of Hip Hop』オークションに出品された、まさに歴史的作品だ。その同サイズ・別エディションも展示される。

写真展は、EricとB+が共同主宰するLAの映像制作集団「Mochilla」が主催。2000年代初頭に制作されたドキュメンタリー『Keepintime』『Brasilintime』『Timeless』シリーズは、ファンク、ジャズ、ブラジル音楽とヒップホップを有機的に接続し、映像作品の枠を超えたカルチャームーブメントとして支持を集めた。Ericのアーカイブは、今なおヒップホップのリアルな温度を伝える。

展示に先立ち、クラウドファンディングプラットフォーム「うぶごえ」にて、展示予定作品の先行販売を実施中。受付期間は7月24日（木）19:00〜9月22日（月）23:59。写真展で展示される一部の作品を事前に購入できる。

また、Ericの写真作品をモチーフにしたコラボレーションアパレルも同時リリース。東京発のストリートブランド「APPLEBUM」との共同企画で、展示にあわせて数量限定コレクションを発売。APPLEBUMは過去にB+との写真展でもカプセルコレクションを展開しており、今回のコラボもヒップホップカルチャーに根差した同ブランドならではの仕上がりが期待される。さらに、写真展当日の8月22日限定で、会場ではコレクションとは別に限定Tシャツの受注も実施される。

写真、映像、音楽、ファッション──Eric Colemanの活動を横断的に体感できるこの展示は、一夜限りで終わらせるには惜しすぎる。ヒップホップの記憶を、東京で目撃する絶好の機会になりそうだ。

写真展開催概要

ANALOG VISION: PHOTOGRAPHY BY ERIC COLEMAN / A ONE NIGHT EXHIBITION IN TOKYO 2025

日程：2025年8月22日（金）18:00〜23:00
会場：TRUNK HOTEL (Cat Street) / ROOM101（東京都渋谷区神宮前5-31）
レセプション：同日、TRUNK HOTEL 1Fラウンジスペースにて
入場：無料（混雑時は入場制限あり）
主催：Mochilla
公式サイト：https://trunk-hotel.com
Instagram：@trunkhotel_catstreet展示予定アーティスト（抜粋）
MF Doom
Madvillain（MF Doom + Madlib）
J Dilla
Wu-Tang Clan
Dam-Funk
NxWorries（Anderson .Paak + Knxwledge）
Ras G

先行販売情報（クラウドファンディング）

プラットフォーム：うぶごえ
購入期間：2025年7月24日（木）19:00～9月22日（月）23:59
内容：展示予定作品を先行購入可能
詳細URL：※後日掲載予定

コラボアパレル情報

Eric Coleman × APPLEBUM コラボレーションコレクション

発売日：展示会前後を予定
購入方法：APPLEBUM公式EC・店舗／写真展当日の限定受注あり
限定アイテム：会場限定Tシャツ（8月22日会場にて受注）
APPLEBUM公式サイト：https://applebum.jp
Instagram：@applebum_tokyo

PROFILE

Eric Coleman
ロサンゼルス出身。12歳から写真を始め、ロンドンのRoyal College of Artで本格的に写真を学ぶ。卒業後、世界的フォトグラファーのもとで経験を積み、アート、音楽、ファッション、ドキュメンタリーの分野で独自のスタイルを確立。1997年にB+とともに「Mochilla」を設立。Madvillain『Madvillainy』やJ Dilla、MadlibなどStones Throwの名作群の撮影を多数手がけ、Banksy監督作『Exit Through the Gift Shop』にも撮影監督として関与。ミュージックビデオではMndsgn、Sudan Archives、Damian Marleyなどの映像を監督。2025年にはDr. Dre楽曲をオーケストラで再構築するイベント『CALIFORNIA LOVE』も成功させた。