ナガトモユリ、新曲「IKUSA」を引っ提げ渋谷CLUB QUATTROにてキャリア最大規模のワンマンライブ開催

2025年4月8日2025年4月9日

独自の言語感覚と、深く心に染み入る歌声で注目を集めてきたシンガーソングライター・ナガトモユリが、2025年3月4日に新曲「IKUSA」をリリースした。本作は、これまでの彼女のキャリアの中でも特に情念のこもった1曲であり、自身の生き方や覚悟を音に乗せて放つ、まさに“勝負曲”と言える。

福岡県出身のナガトモユリは、大学時代に東京へと拠点を移し、本格的に音楽活動を開始。当初は弾き語りスタイルで都内ライブハウスを中心に活動していたが、その圧倒的なライブパフォーマンスと詩的な歌詞世界がSNSなどを通じて徐々に話題となり、着実にファンを増やしてきた。ピアノやギターの弾き語りを基調としながらも、エレクトロニカやヒップホップ、オルタナティブなど多様なジャンルを取り込み、唯一無二のポップスを創り出している。

また、その活動スタンスは「等身大であること」を貫いており、自身の葛藤や孤独、怒り、優しさといった感情を丁寧に言語化することを大切にしている。ライブの現場では、観客一人ひとりに向けて語りかけるような歌唱が高く評価されており、ライブアーティストとしての信頼も厚い。

そんな彼女が放った新曲「IKUSA」は、これまでのナガトモユリの楽曲と比べても一層強いメッセージ性を持つ作品である。タイトルが示すとおり、「闘い」というテーマが根底にあり、それは他者との対立ではなく、自分自身との対峙を意味している。アレンジには静と動が交差するような構造が施されており、ささやくようなAメロから、一気に感情を開放するサビへの展開は、まるで内側に秘めた感情が爆発する瞬間を描いているかのようだ。聴く者の胸に直接語りかけてくるような力強さがある。