MAZ & VIOT、新曲「Ocean (feat. Anduze)」をリリース ── 海辺とレイヴの境界を溶かす1曲

ブラジル発のハウスシーンを牽引するMazとViotが、シンガーAnduzeをフィーチャーした新曲「Ocean」を発表した。リリースは彼ら自身が主宰するレーベル〈Dawn Patrol〉から。ミニマルかつタイトなベースラインに、潮風のように滑らかなグルーヴが漂う本作は、海とダンスフロア、自然とナイトライフの境界線を曖昧にするような仕上がりとなっている。

「Take me to the ocean, wash me in your water, drown me in emotion(海へ連れて行って、水で洗い流して、感情の中で溺れさせて)」──Anduzeのヴォーカルは、浄化や解放、より深い何かとのつながりを求める人間の本能的な欲求を表現する。〈Dawn Patrol〉が掲げる“サーフ・ミーツ・レイヴ”という精神を体現する1曲であり、同レーベルが開催する朝焼けのビーチパーティやサーファーとレイヴァーが交差するイベントとも共鳴している。

Mazは現在、ヨーロッパを横断するサマーツアーを敢行中。サンパウロでの大型イベントを皮切りに、パリ、イビサ、ロンドン、ミコノスなどを巡回。〈Pacha〉ではBLOND:ISHやCamelphatと共演し、DC-10ではMichael Bibi率いる〈Solid Grooves〉にも出演するなど、勢いは留まるところを知らない。

ブラジルのアンダーグラウンドから頭角を現し、「Amana」「Banho de Folhas」「Jolie Fille」といったヒット曲で知られるMazは、〈Coachella〉〈EDC〉〈Electric Forest〉などのトップフェスにも名を連ねる存在へと成長。InstagramとTikTokのフォロワー数は計58万人を超え、ブラック・コーヒー、カイネムジーク、ディプロらからもサポートを受ける。

一方、Viot(本名:Lauro Viotti)は、ボサノヴァやブラジリアン・ヒップホップ、ハウス、テクノを縦横無尽に横断するサウンドで注目を集めてきた。自身のレーベル〈Casa Bonita Records〉も立ち上げ、「Confession」「Pop It Low」「FMF」などがジェイミー・ジョーンズやマルチネス・ブラザーズらにプレイされている。〈Tomorrowland Brazil〉〈Hï Ibiza〉〈Só Track Boa〉などの大舞台にも出演し、個性と真摯さを武器に国際的なキャリアを築いている。

「Ocean」は、そんな両者が交差するサウンドの交差点であり、Anduzeのソウルフルな声が新たな深みを加えることで、感情と空間をゆるやかに接続する特別な1曲となっている。

リリース情報:
Maz & Viot – Ocean (feat. Anduze)
配信中 / Dawn Patrolよりリリース
ストリーミングリンクはこちら

Maz ヨーロッパ/北米ツアースケジュール(一部抜粋):

  • 7月17日:DC-10(イビサ)
  • 8月1日:Black Coffeeと共演(ロンドン)
  • 8月3日:Void(ミコノス)
  • 8月10日:Club Chinois(イビサ)
  • 8月24日〜31日:Burning Man(ネバダ)
  • 9月7日:Dawn Patrol Lisboa(リスボン)
  • 9月27日:The Great Hall(ブルックリン)

関連リンク:
Maz Instagram|@mazmusic
Dawn Patrol Instagram|@dawnpatrol.music

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