
音楽、写真、アート、そしてファッション。ジャンルをまたぎながら文化を更新してきた“オルタナティヴ”というキーワードをテーマにしたイベントが、阪急メンズ大阪で開催される。タイトルは「オルタナティヴ・ロックと写真、アートの関係性」。開催期間は2025年7月30日(水)〜8月5日(火)、会場は阪急メンズ大阪 1Fメインステージ。
企画の中心にあるのは、FREAK’S STORE渋谷の併設ギャラリー〈OPEN STUDIO〉。これまでもアートやサブカルチャーを題材にしたポップアップを手がけてきたが、今回は音楽と写真に焦点を当てる。焦点を絞ったのは90年代──オルタナティヴ・ロックというムーブメントが生まれ、写真やグラフィックと結びつくことで視覚的なインパクトを高めていった時代。そのカルチャーの系譜を、バンド、写真家、アーティスト、レーベル、Tシャツという形式で再編集した。
懐かしさ以上に“強度”を持つアイテム群
ラインナップは、オルタナティヴ・ロックを代表する「SONIC YOUTH」「Dinosaur Jr.」「SMASHING PUMPKINS」のTシャツから、伝説的なフォトグラファーである「CHARLES PETERSON」「JOSEPH SZABO」の作品をフィーチャーしたものまで。いずれも当時のビッグプリントや構図を忠実に再現しており、グラフィックの選び方にも文化的背景が滲む。

- SONIC YOUTH EVOL TEE
1986年リリースのアルバム『EVOL』のアートワークを再現。モデルはピンナップガールのLung Leg。背面には当時のライブツアー情報と彼女の別カットをプリント。
14,850円(税込)

- Dinosaur Jr. GREENMIND TEE
アルバム『GREEN MIND』のジャケットに使われた少女のポートレートをそのまま再構成。フォトTの中でもヴィンテージ市場で高騰する名作。背面に当時のツアー日程あり。
14,850円(税込)

- SMASHING PUMPKINS MC TOUR ’96 TEE
90年代のMCツアーをテーマにしたTシャツ。現在もオリジナルメンバーで再始動中の「スマパン」ことSMASHING PUMPKINSの公式ライセンス。
14,850円(税込)

- CHARLES PETERSON PHOTO TEE RG
写真集『SCREAMING LIFE』より、インディーズ時代のNIRVANAを撮影した一枚を採用。ダイブする瞬間を切り取った象徴的なカット。
13,750円(税込)

- JOSEPH SZABO PHOTO TEE PRISCILLA
青春の瞬間を写真で記録した名作『Almost Grown』より、煙草をくわえた少女の写真を使用。Dinosaur Jr.のアルバムジャケットにも採用された作品。
13,750円(税込)
加えて、ダニエル・ジョンストンやSUB POPのグッズといった、音楽シーンを支えたアーティストやレーベルの関連アイテムも登場。Tシャツ単体ではなく、バンドと写真家、レーベルの“関係図”を空間に落とし込みながら展示・販売する構成になっている。
会場情報と開催概要
- タイトル:「オルタナティヴ・ロックと写真、アートの関係性」POP-UP EVENT
- 会期:2025年7月30日(水)〜8月5日(火)
- 場所:阪急メンズ大阪 1F メインステージ
- 主催/企画:株式会社阪急阪神百貨店 × OPEN STUDIO(FREAK’S STORE 渋谷)
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OPEN STUDIOについて

FREAK’S STORE渋谷の旗艦店に併設されたギャラリー兼ポップアップスペース。音楽、写真、アート、カルチャーといったジャンルを横断し、「まだ見ぬ価値」を発見・発信することをミッションに掲げてきた。過去にはストリートフォトグラファーとのコラボ展や、インディペンデントアーティストによる個展などを開催。今回の阪急メンズ大阪でのPOP-UPは、初の大型都市型展開となる。
2025年の夏、視覚と音が融合する場所はライブハウスではなく、百貨店の1階。
“聴こえる写真”、見に行く価値はある。