書店で楽しむ音楽フェス、「音楽を読む夏’25」全国展開──本と音楽が響き合う、静かなフェスがこの夏、始まる。

ライブ会場ではなく書店で、“音楽を読む”というフェスが開催される。企画したのは音楽書籍レーベルのジーンブックス。タイトルはずばり、「音楽を読む夏’25」。スタートは7月22日から。対象店舗は代官山 蔦屋書店、紀伊國屋書店 新宿本店、ジュンク堂書店 那覇店など、全国の有名書店。オンラインショップでも展開される。

テーマは「音楽」。UKロック、ソウル、ジャズ、創作術。音と言葉の関係を多角的に掘り下げた全5タイトルが並ぶ。いずれも、音楽をただ聴くだけで終わらせない。読者の中で音が立ち上がっていくような、濃密なドキュメントだ。

選書は5作品。多彩なジャンルを横断するラインナップ

  • 『インヴィジブル・マン』(7月22日発売)
    マイケル・ジャクソンの「スリラー」を手がけた伝説的ソングライター、ロッド・テンパートンの評伝。クインシー・ジョーンズが「彼は音楽の偉人だ」と評した逸話を含め、その素顔に迫る。
  • 『オアシス ザ・マスタープラン』
    ワールドツアーで再び注目を集めるOASIS。彼らの初期を記録した写真集。撮影はケヴィン・カミンズ。ノエル・ギャラガーの回想コメント付き。
  • 『リック・ルービンの創作術』
    ジョニー・キャッシュからカニエ・ウェストまで手がけてきた伝説的プロデューサーが語る“創造性”の本質。創作に関わるすべての人に読んでほしい一冊。
  • 『ライト・プレイス ライト・タイム』
    ロック史を写真で切り取ってきた巨匠ボブ・グルーエンの自伝。ジョン・レノン、キッス、セックス・ピストルズ…。60年代以降のロック黄金期を250枚超の写真とともに辿る。
  • 『証言 ESPディスクの時代』
    60年代アメリカで前衛ジャズを支えたレーベル「ESP-Disk」の全貌に迫る。アルバート・アイラーやロスコー・ミッチェルら、40名以上の証言を収録。

フェア限定プレゼントも用意

1冊購入につき、「アナログレコード風クリアしおり」を店頭で配布。直径約10cm、レコードを模したデザイン。数量限定。

さらに、書店を訪れた人には、「プレイリストQR付きブックカード」もプレゼント。対象書籍にちなんだプレイリストを楽しめる仕掛けだ。カードは全5種類、3号名刺サイズでコレクション向き。こちらもなくなり次第終了。

開催概要

  • フェア名:「音楽を読む夏’25」
  • 期間:2025年7月22日(火)〜8月31日(日)
     ※店舗により開始日・終了日は異なる
  • 開催店舗(一部抜粋)
    ・代官山 蔦屋書店
    ・紀伊國屋書店 新宿本店
    ・名古屋みなと 蔦屋書店
    ・MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
    ・ジュンク堂書店 那覇店
    ・ジーンブックス公式オンラインショップ

ジーンブックスとは

海外音楽シーンに軸足を置いたノンフィクションを多数刊行してきた、音楽系出版レーベル。ロック、ジャズ、ソウルを中心に、アーティストの創作や裏側に迫る1冊をセレクトし、熱心な音楽ファンの信頼を得てきた。

近年は創作術、アートとの接点、ライフスタイルへの拡張も進めており、「音楽書を読む」という文化体験を日本に根づかせようとしている。

ひとりで読む、ひとりのための音楽フェス。書店で、静かに音を浴びる夏が始まる。

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