「これは、俺が今どこにいるかを記録した映画」── ヤングブラッドの最新ドキュメンタリー、8月に日本限定公開

UK発の若きロック・アイコン、ヤングブラッドの最新ドキュメンタリー映画『YUNGBLUD. ARE YOU READY, BOY?』が、8月20日(水)より日本でも超限定公開されることが決定した。本作は、ベルリンの伝説的スタジオ〈ハンザ・スタジオ〉に籠もり、最新アルバム『Idols』をライブ録音する様子を収めた、音楽と魂の記録である。

ベルリンで鳴らされた“反逆と創造”のリアル

本作は、ヤングブラッドが2025年6月にリリースしたアルバム『Idols』の楽曲12曲を初披露・ライブ収録する過程を密着撮影した音楽ドキュメンタリーである。舞台となったのは、デヴィッド・ボウイ『Heroes』やU2『Achtung Baby』といった歴史的名盤が生まれたベルリン〈ハンザ・スタジオ〉。モノクロとカラーを織り交ぜ、16mmフィルムで撮影された映像は、YUNGBLUDの内面に迫るドキュメンタリーと、剥き出しのパフォーマンスを融合させた強度の高い作品に仕上がっている。

監督は、グラミー賞ノミネート歴を持ち、『アデル:ワン・ナイト・オンリー』『グラストンベリー・フェスティバル』などを手がけたポール・ダグデール。上映時間は約2時間。

日本では4都市・超限定上映

世界同日公開となる8月20日にあわせ、日本でも以下の劇場にて期間限定上映が行われる。

  • 東京:ヒューマントラストシネマ渋谷(8月20日〜26日/1週間限定)
  • 大阪:テアトル梅田(8月20日 & 24日)
  • 京都:アップリンク京都(8月20日 & 24日)
  • 福岡:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13(8月20日限定)

鑑賞料金は一律2,500円(税込)となる。

「これは、俺がどこにいるのかを記録した映画だ」── ヤングブラッドの言葉

ヤングブラッド本人は本作について、「これまでで最も野心的なアルバムのリリースに伴う“今”という瞬間を記録したかった」と語る。ベルリンの空気、ハンザ・スタジオの空間、そして音楽に自らを捧げる姿──そこには、彼が“なぜ今ヤングブラッドであるのか”という問いへの答えが詰まっている。

監督のダグデールも、「アルバム完成直前の純粋な時間を、ヤングブラッドとともに分かち合えたのは名誉だった」と語っており、本作が単なるドキュメントではなく、“創造の現場そのもの”であることを証明している。

反抗と共感を武器に、ヤングブラッドは今を生きる

1997年生まれのヤングブラッド(本名:ドミニク・リチャード・ハリソン)は、アヴリル・ラヴィーンやマシン・ガン・ケリーとのコラボでも知られ、イギリス国内で3作連続アルバム全英1位という快挙を成し遂げた。日本でもアニメ『怪獣8号』のOPテーマ担当やSUMMER SONIC出演などで人気を博しており、反抗と創造の象徴的存在として、多くの若者の心を掴んでいる。

ヤングブラッドの最新作『Idols』もチェックを

なお、本作と連動するアルバム『Idols』は2025年6月20日にリリース済み。ライブ録音と同時に、ヤングブラッドにとって最もパーソナルな側面が刻まれた一枚となっている。音源の試聴や詳細は公式ストアにて。

映画『YUNGBLUD. ARE YOU READY, BOY?』

  • 監督:ポール・ダグデール
  • 上映時間:約120分
  • 音響:5.1ch
  • 配給:カルチャヴィル合同会社
  • 製作:B.R.A.T Productions / Aldgate Pictures

公式情報:https://www.universal-music.co.jp/yungblud/


「今、ここで、何が起きているのか?」──その答えを知りたいなら、スクリーンに耳を澄ませてほしい。ベルリンの空気と共に鳴り響く、ヤングブラッドの“現在”が、そこにある。

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