O’KOYE、新作EP『Shine Bright』を7月15日にリリース──ジャズ×ヒップホップの現在地を刻む静かな進化の記録

韓国のラップ×ジャズユニットO’KOYEが、EP『Shine Bright』を2025年7月15日にリリースした。これは、彼らの1stアルバム『Whether The Weather Changes Or Not』のリリース1周年、そして2025年6月に初出演を果たしたソウルジャズフェスティバルという2つの節目を記念して制作された作品。
“振り返ればすべての瞬間が輝いていた”──そんな率直な思いをタイトルに託し、環境が変わっても“自分らしくあること”を選ぶ意志を歌詞に刻んだ。

この新作には、ソウルジャズフェスティバルでも共演したピアニストのユン・ソクチョルをはじめ、ドラマーのカン・ファンス、ベーシストのイ・サムス、ボーカリストのハン・ヘジンら、韓国ジャズ/ポップス・シーンの実力派ミュージシャンたちが参加。ジャズとヒップホップの交差点で独自の音を鳴らし続けてきたO’KOYEのスタイルを、より深く豊かに掘り下げた内容になっている。

韓国ではいまだジャズがポップミュージックの“主流”とは言い難いが、静かに広がるシーンのなかで、O’KOYEはヒップホップとの接点を起点に、“共生”という言葉がしっくりくるような時間を紡いできた。誰かの光を受けて反射するように、いま自分の立つ場所をそっと照らしていく──それがこの作品が伝えたいことだ。

EP『Shine Bright』作品情報

  • アーティスト:O’KOYE
  • リリース日:2025年7月15日
  • 配信リンク:https://lnk.to/OKOYE_SB
  • 収録曲:
    01. Shine
    02. Bright
    03. Bright (Live)
    04. Bright (Inst.)

O’KOYE(オコイェ)プロフィール

O’KOYEは、ラッパーのIKYOとプロデューサーのThe o2によるユニット。懐かしさと新しさを併せ持つ音楽性と、実験性を内包した独自の質感が特徴。「創作は永遠に“居心地の悪い楽しさ”であるべき」と語るように、明確なビジョンを提示するのではなく、緻密で静かな表現でシーンに異彩を放つ存在だ。

2022年2月、シングル「WE」でデビュー。2024年には「Yezzir」「날개(ナルゲ/翼)」を連続リリースし、同年7月に1stアルバム『Whether The Weather Changes Or Not』を発表。限定盤CDは発売からわずか3分で完売し、韓国・日本・フランス・インドなど複数の国のメディアで「今年のアルバム」に選出されている。

2024年12月には初のワンマンライブを開催し、ユン・ソクチョルら韓国ジャズシーンの名プレイヤーとの共演でも話題に。2025年には「韓国ヒップホップアワード」にて「新人アーティスト・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされた。

2025年6月、韓国最大級の野外音楽フェス「ソウルジャズフェスティバル」に初出演。Jacob Collier、Tower Of Powerと並びステージに立ち、ジャズ・ヒップホップ両方のフィールドで国際的な注目を集めている。

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