コードがひらめきを導く ── AlphaThetaの新グルーヴボックス「Chordcat」が登場

音楽理論がわからなくても、直感的にコードが弾けて、曲が作れる──。AlphaThetaが2025年7月17日に発売する新製品「Chordcat(コードキャット)」は、コードレコメンド機能「Chord Cruiser」を搭載したグルーヴボックスである。初心者から経験者まで、あらゆるレベルの音楽クリエイターに新たな制作体験をもたらす。

先行して実施されたクラウドファンディング「Makuake」では、開始数日で目標を大きく上回る反響を獲得。プロデューサーやシンガーソングライター、ビートメイカーたちから早くも注目が集まっている。

コード進行を自由にクルージング

Chordcatの核となるのは「Chord Cruiser」モードである。これは、現在鳴らしているコードに続く音楽的に自然なコードをレコメンドしてくれる機能だ。大海原をクルーズするように、感覚的にコードを選んでいくだけで、理論に基づいたユニークな進行が次々と生まれる。

プリセットには、ハウスやフューチャーベースなどジャンル別に設計されたコードセットが13種、メジャー/マイナーなど基本形が5種、合計18種類が搭載されている。加えて、11万通り以上のコード進行パターンから生成される提案により、予想を裏切る展開も容易に生み出せるのが魅力だ。

ひらめきを逃さない機能群

Chordcatはコード進行だけでなく、8トラック/128ステップ構成のシーケンサー、145種の楽器プリセット、16種のドラムキット、アルペジエーターやディレイといったエフェクトを備え、リズムやメロディの制作もこの1台で完結する。

再生方向を変更できる「ランニングダイレクション」機能は、Right、Down、Clockwise、Counterclockwiseの4パターンに対応。再生順を変えることで、思いがけないビートやフレーズが生まれ、インスピレーションを刺激する。

さらに、設定したキーとスケールに沿って鍵盤が並ぶ「Key/Scale機能」では、ジャズ的なアドリブ演奏も手軽に楽しめる設計となっている。

モバイルにも最適、DAW連携も抜群

本体はコンパクトなフラットデザインで、突起が少なく持ち運びに便利。単三電池6本またはUSB Type-Cからの給電にも対応しており、制作場所を問わず即座に作曲を始めることができる。

PC/Macとのデータやり取りには専用ソフト「Chordcat Manager」が用意されており、DAWでの制作とスムーズに連携できる。さらに、Ableton Live Liteのライセンスも無償提供される予定で、ライブパフォーマンスから本格的なプロダクションまで幅広く対応する。

製品情報

  • 商品名:Chordcat
  • ジャンル:8トラック グルーヴボックス
  • 価格:38,500円(税込)
  • 発売日:2025年7月17日
  • 商品ページhttps://bit.ly/4knFJ3x

AlphaThetaは「音楽で人をつなぐ」という理念のもと、DJ機器や音楽制作ツールの分野で革新を続けてきた企業である。本製品「Chordcat」は、そんなAlphaThetaの技術力と音楽への情熱が結実した一台であり、音楽を“はじめたい”すべての人にとって、新しい扉を開いてくれる存在となるだろう。

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