GRACEYが新章を刻む ── てんとう虫に託された希望と自己再発見のポップEP『Ladybug』をリリース

UKポップ界の重要アクトとして注目を集めるシンガーソングライター、GRACEY(グレイシー)が新作EP『Ladybug』をリリースした。本作は、Glassnoteより配信されており、タイトルにある“Ladybug”(てんとう虫)をモチーフに、希望・脆さ・癒し・自己肯定といった揺れ動く感情を赤裸々に描いた意欲作である。

収録曲は「Delirium」「Gimmicks」「Rhetorical Questions」「Steep」「Back To Then」の全5曲。ビビッドな透明感と深いエモーションを同居させた知的かつ感覚的なポップサウンドが、愛の揺らぎや自分自身への問いかけを浮かび上がらせる。中でもリード曲「Steep」はMVも同時公開され、GRACEYの世界観を視覚面でも補完する作品となっている。

本人はこのEPについて、「”黄色い車の理論”──探し始めると、世界がその存在で満ちているように感じるという考えにインスパイアされた」と語る。彼女にとって“てんとう虫”は、静かな希望と自己信頼の象徴となり、このEPは“探求”であると同時に“導き”でもあるという。

「もしあなたが愛や目的、明確な答えを探しているなら、”Ladybug”がそれを見つける手掛かりになると嬉しい」

とも綴っている。

GRACEYとは何者か?

GRACEYはアデルやエイミー・ワインハウスを輩出したブリット・スクール出身。16歳で伝説的プロデューサー、ブライアン・ヒギンズに見出され、彼が率いるソングライティング集団・Xenomaniaに参加。以降、ザ・チェインスモーカーズ、クリーン・バンディット、KSIらとのコラボレーションを重ね、独自の多幸感あふれるソニック・ワールドを築き上げてきた。

これまでのEP『Imposter Syndrome』『The Art Of Closure』『Fragile』も高評価を得ており、BBC Radio 1、The Guardian、NME、THE FACEなどイギリスの主要メディアから「最もエキサイティングなポップソングのストーリーテラー」として注目を集めてきた。

またライブパフォーマンスにも定評があり、BBC Radio 1の「ビッグ・ウィークエンド」や「レディング&リーズ・フェスティバル」、「プリマヴェーラ・サウンド」など、数々の大型フェスへの出演歴を誇る。アン・マリーやトム・グレナンのアリーナツアーにも帯同している。

新たなステップ──『Ladybug』が示すもの

今回のEPは、GRACEYのキャリアにおいても重要な転機となる。彼女自身の心象風景を鮮やかに映し出しながら、聴き手を自己発見の旅へと誘うポップ作品であり、より深みを増したGRACEYの表現がここにある。てんとう虫が静かに羽ばたくように、彼女の音楽もまた、優しく力強く世界を動かしていく。

リリース情報

GRACEY『Ladybug』
配信中|Glassnote Music LLC
▶︎ 配信リンク

収録曲

  1. Delirium
  2. Gimmicks
  3. Rhetorical Questions
  4. Steep
  5. Back To Then

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