サウナ、音楽、照明、バケット──ZONE Speakerが切り拓く“空間演出”の次元

2025年7月、株式会社メトスがフィンランド発の多機能Bluetoothスピーカー「ZONE Speaker(ゾーンスピーカー)」の販売を開始した。サウナ室対応という特殊性に加え、バケット機能、照明演出、パーティー用クーラーとしての実用性まで兼ね備えたこのプロダクトは、単なるスピーカーではない。“音と光のための空間”そのものを創り出す、まさにハードウェアとしての演出装置だ。

発売情報

  • 製品名:ZONE Speaker(ゾーンスピーカー)
  • 発売日:2025年7月1日(火)
  • 販売元:株式会社メトス(日本国内総代理店)
  • 販売場所:直営店舗および公式ECサイト「メトスサウナソッピ」
  • 直営店ページ
  • ECサイト

音と光で“空間”を変える──ZONE Speakerの設計思想

ゾーンスピーカーは、Bluetoothスピーカー、LED照明、バケット(容器)という3つの機能を高い次元で融合。IPX5相当の防水性能、-0℃~65℃の耐熱耐寒性、そして北欧デザインの機能美まで備えたフィンランド発の多機能プロダクトだ。

「サウナ室でのロウリュ用バケット」から「パーティーのワインクーラー」、さらには「屋外キャンプの音響装置」まで──使う場所も使い方も制限しない、まさに“場を演出するデバイス”としての佇まいを見せている。

使用シーン1:サウナで音楽とヒーリングを統合

ZONE Speakerの真骨頂とも言えるのが、サウナ室での使用だ。アウフグースと照明、音楽を組み合わせることでサウナ体験そのものが変わる。たとえば高揚感あるBPMで熱波を演出したり、アンビエントサウンドで内省的なヒーリング空間を構築したりと、温熱×音楽のシナジーを最大限に引き出せる仕様になっている。

  • 耐水性能:IPX5
  • 耐熱仕様:0℃~65℃
  • バケット容量:3ℓ(最大4ℓ)

使用シーン2:ワインクーラーとしての可能性

防水・耐低温仕様を活かし、氷水を張ってのワインクーラーやアイスバケツとしての使用も可能。低音の効いたBGMを流しながらグラデーションモードで照明演出をかけることで、家庭のテーブルが即席ラウンジに変貌する。

音響・照明スペック

  • ステレオ対応(2台をリンク可能)
  • 2.1chスピーカーシステム搭載
  • 5種のイコライザーモード切替
  • LEDモード:単色×4色+音連動グラデーション×2種(計6種)
  • 接続:Bluetooth V5.0(TWS対応)、AUX ×1、USB ×1
  • 連続使用:約8〜10時間
  • サイズ:高さ237mm × 幅230mm
  • 重量:2.1kg

 | Z O N E | は Northern Pails Oyの登録商標

Northern Pails CEOコメント

本製品の開発元であるフィンランドのNorthern Pails社 CEO、Jarno Voutilainen(ヤルノ・ヴォウティライネン)は、以下のように語っている。

「日本においてメトスとの独占的パートナーシップを結べたことを誇りに思う。ZONEは“光と音が一体化した空間演出装置”だ。高級感あるデザインと6種の照明、リアルなサウンドにより、サウナ、自宅、パーティー、ビーチなどあらゆるシーンを変貌させる。電源を入れた瞬間、ユーザーはZONE(ゾーン)に入り込み、新たな音楽体験へと誘われるだろう」

「あたためる」を軸にしたサウナ文化の先へ──株式会社メトス

1964年の東京オリンピックにおける選手村サウナ導入を契機に、いち早くサウナ文化の本格輸入と定着に貢献してきたメトス。温浴・暖炉・福祉の3領域で、「人の心と体をあたためる」という理念を一貫して掲げてきた。

サステナビリティの観点からも早期にSDGsに着目し、“住の豊かさ”を再設計するプロフェッショナルとして、製品だけでなく文化ごと提案してきた歴史がある。

Bluetoothスピーカーでもなく、ワインクーラーでもなく、照明器具でもない。ZONE Speakerは“空間をチューニングする道具”であり、音楽カルチャーの拡張装置でもある。

それがサウナ室であれ、リビングであれ、音楽がある場所はすべてステージになり得る。音楽の楽しみ方が空間そのものを設計する時代、そこに新しいゾーンが生まれた。

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