アンダーグラウンドの聖地に再び熱狂が走る ── 〈Seismic Dance Event 8.0〉、豪華ラインナップを発表

米・テキサス州オースティンを拠点とする〈Seismic Dance Event〉が、2025年11月14日〜16日に開催される「8.0エディション」の第一弾ラインナップを発表した。会場は、電子音楽ファンの巡礼地として知られるThe Concourse Project。ハウス〜テクノを軸に世界最高峰のアーティストが集う本フェスは、今年も期待を裏切らない顔ぶれである。

ヘッドライナーには、UKの伝説的デュオアンダーワールドをはじめ、実験音楽の異才フォー・テット、現代テクノの象徴シャーロット・ド・ウィット、グラミー賞ノミネートのエルダーブロック(DJセット)、そしてブラジル発のバイラル現象モチャックが名を連ねる。加えて、メロディック・ハウスの旗手レーン 8、UKダンスの屋台骨ゴードン・シティ、そしてフェス常連のデューク・デュモンなど、ジャンル横断的かつ層の厚い布陣がそろった。

さらに、エンリコ・サンジュリアーノ、リリー・パーマー、イーライ・ブラウン、カシアン、ケッタマ、X CLUB.といったアンダーグラウンドを彩る実力派DJが集結。ベン・ヘムズリーやジェネシ、マリ・フェラーリ、マズ、サムウェンといった新鋭勢も加わり、週末の3日間は息つく間もなく音が渦を巻くことになるだろう。

本フェスを主催するのは、地元オースティンのRealMusic Events。少数精鋭で作り込まれた“ブティック型フェス”として、北米エレクトロニックシーンの中でも確固たる存在感を放っている。大規模フェスにはない親密さと、最前線をゆくブッキング、そして地元と深く結びついた熱量の高いコミュニティが、この〈Seismic〉を特別な体験へと変えている。

舞台となるThe Concourse Projectは、2021年のオープン以来、DJ Magの「世界のクラブTop100」にてアメリカ国内4位、世界27位にランクインするなど高評価を得てきた。屋内外のハイブリッド構造、最先端の音響設備、そしてフェス仕様のステージ演出によって、クラブとフェスの境界線を心地よく溶かしている。

今回も屋内の《Volcano》、屋外の《Tsunami》、そして復活を遂げる《Frequency》という3つのメインステージを展開。各ステージはそれぞれに異なる音響美学と空間演出を備えており、日が暮れるとそのままThe Concourse Projectのメインルームで開催されるアフターパーティへと流れていく。

エリート級のラインナップと、徹底されたプロダクション、そして世界でも有数の熱狂的なオーディエンス ── 〈Seismic Dance Event〉は、今や国際的なダンスミュージック・カレンダーにおける“見逃せないフェス”として不動の地位を築いている。

現在、3日通し券(GA)およびVIPチケットが公式サイトにて販売中。真の音好きであれば、カレンダーに印をつけておくべきイベントである。

👉 チケット購入・詳細は
https://seismicdanceevent.com/

Seismic Dance Event 8.0 ラインナップ(第1弾)

Charlotte De Witte/Duke Dumont/Elderbrook(DJ Set)/Eli Brown/Four Tet/Gorgon City/Lane 8/Mochakk/UNDERWORLD/ACRAZE/Ben Hemsley/Cassian/Enrico Sangiuliano/GENESI/KETTAMA/Lilly Palmer/Mari Ferrari/Maz/Noizu/Odd Mob/Ranger Trucco/Somewhen/Sultan + Shepard/Torren Foot B2B Airwolf Paradise/X CLUB.

Photo Courtesy of Seismic Dance Event // Credit: Pat Le & Anthony Djuren

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