一夜限りの伝説が映画化。──「JAZZ NOT ONLY JAZZ」が2025年9月19日から全国公開

石若駿×豪華アーティストが生み出した音楽の奇跡を、スクリーンで再体験する

2024年6月、日本音楽史に名を刻んだ一夜限りのライブ「JAZZ NOT ONLY JAZZ」が開催された。ジャズを軸にしながら、ソウル、ヒップホップ、ポップスといったジャンルを自由に横断し、即興性と緊張感に満ちたセッションを繰り広げたその夜。出演は石若駿率いるThe Shun Ishiwaka Septetに加え、アイナ・ジ・エンド、上原ひろみ、大橋トリオ、田島貴男(Original Love)、PUNPEE、堀込泰行といった、シーンを代表する表現者たち。

即日完売となったこの公演は、観客に“音楽の本質”を突きつけた。その熱をパッケージするように、劇場版『JAZZ NOT ONLY JAZZ』として2025年9月19日(金)から全国ロードショーがスタートする。

あの夜の“生”を超える、Dolby Atmosによる音響体験

本作が単なるライブ記録ではないことは、映像と音響の設計からも明白。Dolby Atmosを導入したサウンドは、会場の空気感そのものを再現するような臨場感を生み、複数のカメラで捉えた映像は、観客席からは決して見えなかった表情や動きを映し出す。

ただの追体験では終わらない。映像ならではの視点と音響演出によって、スクリーン上に現れるのは“新しいJAZZ NOT ONLY JAZZ”だ。

公演翌日に映画公開、連動する2025年の展開

映画公開は、第二弾となるライブ「JAZZ NOT ONLY JAZZ Ⅱ」(2025年9月18日開催)の翌日。ライブと映画が連動し、連続的な体験として展開される点も注目に値する。音楽ファンにとっては、体験の余韻をスクリーンで再確認できる贅沢なスケジュールだ。

アーティストコメントから見える“あの夜”の意味

石若駿は、上原ひろみとの初共演を「子どもの頃から聴いていた存在と演奏できた喜び」と語り、他のメンバーとの即興的な衝突を「自分の新しい扉が開いたようだった」と表現している。

アイナ・ジ・エンドは、「とてつもない化学反応が起きた」と語り、大橋トリオは「今まで聞いたことのない音が会場で鳴っていた」と回顧。PUNPEE「あのヒリヒリした感覚が映画でどう伝わるか楽しみ」とコメントを寄せた。各出演者が異口同音に語るのは、“ただのライブではなかった”という実感だ。

映画概要と公開情報

作品名:劇場版『JAZZ NOT ONLY JAZZ』
公開日:2025年9月19日(金) 全国公開
出演者(50音順):アイナ・ジ・エンド / 上原ひろみ / 大橋トリオ / 田島貴男(Original Love) / PUNPEE / 堀込泰行
演奏:The Shun Ishiwaka Septet(石若駿、西田修大、細井徳太郎、マーティ・ホロベック、松丸契、山田丈造、渡辺翔太)
製作・配給:WOWOW
上映形態:Dolby Atmos 対応(一部劇場のみ)
チケット料金:通常3,500円(税込)、ムビチケ前売券 3,200円(税込)
特設サイトjnoj.jp/film
クレジット:©WOWOW

ムビチケ前売券(オンライン)販売中

2025年6月25日(水)〜9月18日(木)まで、ムビチケ前売券がオンラインで販売中。購入者には、劇中ポスターのアザーカットを使用した「ムビチケデジタルカード」が特典として付属する。鑑賞回・劇場・座席番号入りの“あなただけの記念画像”として、観賞体験をアーカイブできる。

▶ ムビチケ購入はこちら:https://ticket.moviewalker.jp/film/089762

The Shun Ishiwaka Septetとは

このプロジェクトの中核を担うのが、石若駿がこの一夜のために再編したバンド、The Shun Ishiwaka Septet。クラシックとジャズを融合した音楽的素養を持つ石若を中心に、西田修大(Gt)、細井徳太郎(Gt)、マーティ・ホロベック(Ba)、松丸契(Sax)、山田丈造(Tp)、渡辺翔太(Pf)という現代ジャズシーンを牽引する若手が結集。従来のジャズコンボとは一線を画すアンサンブルで、唯一無二のセッションを実現した。

石若駿とは何者か

1992年生まれの打楽器奏者。東京藝術大学を首席で卒業し、国内外で多彩なプロジェクトに参加。Answer to Remember、SMTKなどのリーダープロジェクトに加え、くるり、Kid Fresino、君島大空、Millennium Paradeなど幅広いジャンルで活動。ジャンルや国境を超えた創作を展開し、日本音楽シーンの未来を担う存在として高く評価されている。

ジャンルを飛び越えた実験性。スリルに満ちた即興演奏。そして、生の音楽の緊張と祝福。
劇場版『JAZZ NOT ONLY JAZZ』は、ライブ体験の本質を“もう一度”問い直す映画だ。

ただ記録するのではなく、体感させる。
音楽のリアルが、映画館という別の“生”へと姿を変える——その瞬間を、見逃さないでほしい。

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