一目惚れから始まるスタイルの美学──POGGYが語る“掘る”魅力とglo™ Hiloが誘う五感の冒険

仙台にて開催中のglo™とHypebeastによるポップアップイベント「LOVE AT FIRST」にて、ファッションキュレーター・小木 “POGGY” 基史氏を迎えた特別ワークショップ「LOVE AT FIRST STYLE」が6月20日に実施された。テーマは“一目惚れ”──視覚的な衝動を出発点に、自分らしいスタイルへと深く掘り下げていく美学を、多角的に体感できる試みであった。

本イベントは、新デバイス「glo™ Hilo」の発売を記念し、「視る・聴く・味わう」といった五感を通じてブランドの世界観を体験できる期間限定の空間「LOVE AT FIRST」の一環として実施されたものである。

映像、音、味──五感を刺激するポップアップ体験

会場のエントランスには360°の巨大ドラムスクリーンが設置され、ヘッドホンを通して映像と音の世界に没入することができた。さらに、自身のスタイルを診断できるインタラクティブコンテンツ「プロフィールビルダー」や、DJ YOSUKEによる夏の始まりにぴったりの選曲、そしてフーディー・浜田岳文氏によるglo™ Hiloの各フレーバーに合わせたペアリングフードなど、細部にまでこだわり抜かれた体験が広がっていた。

POGGYが語る「一目惚れ」と「Creative Diggin’」

メインコンテンツとなるワークショップには、ストリートとトラッドを自在に横断するキュレーターとして世界的に知られるPOGGY氏が登場。自身のスタイルの原点を、「何かに一目惚れして、それを徹底的に掘ること」と定義し、「Creative Diggin’」というキーワードとともに、深掘りの楽しさと意義を語った。

POGGY氏のキャリアは、セレクトショップ「UNITED ARROWS」での販売員から始まり、HIP HOPとラグジュアリーを融合した名店「Liquor,Woman&Tears」立ち上げへと繋がっていく。そこには、「型を知り、型を破り、型をつくる」という日本的な修行哲学「守破離」の精神が通底していたという。

90年代カルチャーとスニーカーの“定番化”

トーク後半では、編集者の小澤匡行氏も加わり、90年代のストリートカルチャーに話題が及んだ。反商業主義、掘り下げ文化、そしてスニーカーの定番化──Reebok「インスタポンプフューリー」やNIKE「AIR MAX 95」といった名作スニーカーがどのようにしてその地位を確立していったのか、当時を知る両者の実感を伴った言葉に、参加者たちは真剣に耳を傾けていた。

また、日本人の「徹底的に掘る姿勢」が、海外のキーパーソンたちからも高く評価されていたことも強調された。

自分の“型”を見つけるために──POGGYのメッセージ

「高価なものを身につけていなくても、その人らしさが出ていればそれが一番大事」というPOGGY氏の言葉は、ファッションを通じて自己表現を楽しむすべての人へのメッセージでもあった。自分のルーツを知り、掘り下げ、再構築することでこそ生まれる“自分の型”こそが、真のスタイルであると締めくくった。

ワークショップの終盤では、来場者とのQ&Aセッションも実施され、より実践的なファッション談義が展開。さらに、参加者にはPOGGY氏が本イベントのためにデザインしたオリジナルバンダナが配布されるという嬉しいサプライズも用意されていた。

「LOVE AT FIRST」次なる体験へ──味覚と音楽の旅

glo™ Hiloの世界観を五感で体験する本ポップアップは、今後もスペシャルゲストによるワークショップを展開予定。6月26日には浜田岳文氏による「LOVE AT FIRST TASTE」、7月1日には☆Taku Takahashi氏による「LOVE AT FIRST BEAT」が開催される。

“一目惚れ”から始まる、自分だけのスタイル探求。この夏、仙台で展開される「LOVE AT FIRST」の空間で、その第一歩を踏み出してみてほしい。


開催概要:
期間: 2025年6月14日(土)〜8月13日(水) 10:00〜20:00
場所: 宮城県仙台市青葉区一番町4丁目4-35
詳細: glo™公式サイト、glo™公式Instagram、Hypebeast Japan公式Instagramまで。

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