
建設会社とアーティストが本気で組んだら、MVはここまで壮大になる──。
2025年6月18日(水)、歌手・anoが出演する新ミュージックビデオ「Past die Future」がYouTubeで公開された。この作品の制作を全面的にサポートしたのは、建築・土木・不動産を手がける株式会社永賢組(NAGAKEN)。同社が立ち上げた新ファンド「NAGAKEN EXTREME FUND」の第1弾プロジェクトだ。
建設会社×アーティストという異色の組み合わせ
NAGAKENは、これまでに築き上げてきた現場力と専門知識をもとに、アーティストの挑戦的な表現を支援するための新ファンド「NAGAKEN EXTREME FUND」を設立。重機や高所作業車、散水車などの設備を駆使し、専門技術が必要な表現を可能にする取り組みだ。
このファンドの第1弾として選ばれたのが、anoの新曲「Past die Future」のMV制作。今回の映像では、高所作業車を使った雨の演出や土砂降りの中でのパフォーマンスを実現。建設会社の本気が、アーティストの感情をより鮮やかに映し出す映像へと昇華させた。
雨を降らせる、という表現
この楽曲は、anoがかつて率いたバンド「I’s」のラストシングルとして制作され、2025年6月4日にリリースされたソロ2ndアルバム「BONE BORN BOMB」に再録された一曲。映像制作では、リアルな雨の演出にこだわり、散水車と高所作業車を導入。何度も濡れながらも感情をぶつけ続けるanoの姿が強く印象に残る。
「自分の中では壮大な曲でもあるので、すごくぴったりでしたね。より僕の感情を引き出してくれたと思います」(ano)
撮影中は、何度も全身ずぶ濡れになる場面がありながらも、カットの合間にはピースサインを見せる余裕も。スタッフも舌を巻く表情の演技力で、現場は息をのむような瞬間に満ちていた。
MVと連動したWEBCMも公開
MVの舞台裏に密着したWEBCM「NAGAKEN EXTREME FUND 第一弾 ano編」(15秒/30秒)も同時公開された。NAGAKENの特設サイトでは、撮影のメイキングやインタビュー映像も視聴可能。
- MV本編:2025年6月18日(水)0:00 公開
https://youtu.be/3OUTJuWMdt4 - WEBCM(15秒):https://youtu.be/_Qb_WJaPhRQ
- WEBCM(30秒):https://youtu.be/P7IP7m3J_70
- 特設サイト:https://www.nagaken.com/
インタビュー:anoが語る「Past die Future」

Q. 撮影を振り返ってみていかがでしたか?
まずこんなにすごいことになると思ってなくて、それこそ散水車とかでっかい機材で雨を降らせていただいてびっくりしました。でも自分の中では壮大な曲でもあるので、すごくぴったりでしたね。より僕の感情を引き出してくれたと思います。
Q. MV制作がNAGAKENの技術サポートで大きなものになりましたが?
こういうかたちでやったことが無いのでどうなるんだろうと思いましたが、自分が「Past die Future」のMVを作るんだったらこういうのがいいなと思っているところに、NAGAKENさんの技術や力が相乗効果として、良いものができそうだと思ったので、ぜひぜひという感じで。嬉しかったです。
Q. 「新しいこと、デカデカと。」にちなんで最近始めた新しいことは?
最近 せいろ蒸しを始めました。料理ができない人でも誰でもできるよと言うものだったので、買ってみてやりました。全然できなかったです。(笑)
何を入れても美味しくなるということだったので、好きなエビやキノコを蒸したんですけど、せいろってすごくびしょびしょにしてやるから、リビングに持っていくまでで、穴から水が全部バーっと。下がビショビショに、今日の現場くらい濡れていて。始めてみたもののまだ上手くいっていないです。
Q. 今回のCMを見ている方へコメントをお願いします。
皆さん、こんにちは。anoです。このたびNAGAKENさんの新 CMに出演します。今回、NAGAKENさんのご協力で、「Past die Future」のミュージックビデオを制作しました。新CMでは、曲の世界観に合わせて、終始雨が降る演出の中、ビショビショになって挑んだ撮影の舞台裏をご覧いただけます。皆さんに楽しんで貰えたら嬉しいです!
撮影現場から見えたもの
- 撮影中のanoは、スタートの合図で一瞬にして表情が切り替わり、感情を全身で表現。妥協のない姿勢が現場の空気を引き締めていた。
- 感情の波をそのまま表現するカットでは、スタッフが「すごい…!」と息を呑む場面も。
- 一方で、ずぶ濡れの合間に見せる笑顔やお茶目なポーズが、現場を和ませていた。
NAGAKENが描く“次の表現者”の支援

「新しいこと、デカデカと。」──これはNAGAKENの新スローガンだ。
同社は今回のようなコラボレーションを通して、建設業の枠を超えた新しい表現の形を創出しようとしている。今後も、重機や構造物、空間演出など、建設現場で培ったあらゆる資源を使って、アーティストの「やってみたい」を現実に変えていく。
これが、建設会社が本気でエンタメに関わるということ。
雨音の中に込められた、anoとNAGAKENの覚悟が、確かに伝わる一作となった。