KhruangbinとFenderの共演──10年の節目に生まれたシグネイチャーモデル、2025年6月11日発売

フェンダーが、ジャンルを横断するユニークなサウンドで世界中にファンを持つバンド「Khruangbin(クルアンビン)」とのコラボレーションを発表した。ギタリストのマーク・スピアとベーシストのローラ・リー、それぞれのプレイスタイルにフォーカスしたシグネイチャーモデルが、2025年6月11日(水)に世界同時発売される。

2人の楽器は「Limited Edition Mark Speer Stratocaster®」「Limited Edition Laura Lee Jazz Bass®」という名称で、それぞれ税込220,000円/253,000円という価格設定。国内では、Fender Flagship Tokyo、公式オンラインショップ、全国の正規取扱店で購入可能だ。

Khruangbinの音楽とフェンダーとの関係性

Khruangbinは、ヒューストン出身のマーク・スピア(ギター)、ローラ・リー(ベース)、DJ(ドラム)の3人組。2015年にデビューし、ファンク、サイケデリック、ロック、ソウルなどを横断する独自のスタイルを築き上げてきた。今年、デビューアルバム『The Universe Smiles Upon You』のリリースから10周年という節目を迎え、長年彼らの音を支えてきたフェンダーとのコラボが実現した。

FMIC(フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーション)の製品開発責任者、ジャスティン・ノーヴェルは、「文化、ジャンル、時代を横断するKhruangbinは、現代音楽に多大な影響を与えている存在」と語る。

Mark Speer Stratocaster®

マーク・スピアのモデルは、アッシュボディにAged Naturalフィニッシュ、白いハードウェアが目を引く1本。DiMarzio®製のPro Track™ピックアップと70年代仕様のストラトキャスターミドルピックアップを搭載し、幅広いトーンに対応。ヴィンテージ感のあるルックスと、ジャンボフレット付き7.25インチラジアス指板、シンクロナイズドトレモロなど、プレイアビリティと表現力の両面でこだわりが詰まっている。

マーク自身も「このギターは、自分の音楽アイデアを具現化する最も自然な手段」とコメントしている。

Laura Lee Jazz Bass®

ローラ・リーのモデルは、クラシックなVintage White仕上げにクロムパーツという美しいビジュアル。DiMarzio® Ultra Jazz™ピックアップを搭載し、深くパーカッシブなサウンドと高いレスポンス性能を両立させた。ヴィンテージ風ながらも機能性は現代的で、彼女のスタイルをそのまま具現化する設計になっている。

「見た目はヴィンテージだけど、使い込むほど音が育つ。まさに私たちの音楽と同じ」とローラは語っている。

現代プレイヤーへの提案

今回の2機種は、単なるアーティストモデルではない。ジャンルに縛られず、新しい音楽を生み出してきた彼らの哲学と実用性が詰まっており、音楽的探求を続けるすべてのプレイヤーへの提案とも言える。現代のミュージックシーンにおいて「どう弾くか」ではなく「どう音を語るか」が問われる今、これらのモデルはそのヒントになるはずだ。

製品情報まとめ

製品名 市場想定売価(税込) 発売日
Limited Edition Mark Speer Stratocaster® 220,000円 2025年6月11日(水)
Limited Edition Laura Lee Jazz Bass® 253,000円 2025年6月11日(水)

取扱店:

  • Fender Flagship Tokyo
  • フェンダー公式オンラインショップ
  • 全国のフェンダー正規取扱店

製品ページ:
https://jp.fender.com/collections/khruangbin

紹介動画:
https://www.youtube.com/watch?v=EJC-ZUScC3M

Fender × Khruangbin。10年の歴史を音に封じ込めたギターとベースが、いよいよリリースされる。音にこだわるすべてのプレイヤーにとって、新たな選択肢となる1本になりそうだ。

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