マンション暮らしに音楽の価値を──ヤマハ×東京建物が仕掛ける“おとまち”プロジェクト

ヤマハミュージックジャパンが、東京建物とタッグを組む。舞台となるのは、2027年6月にスタートする「Brillia 八王子 River Terrace」。八王子に新たに誕生する全146戸の分譲マンションだ。

今回の取り組みは、ヤマハが長年展開してきた「音楽の街づくり(おとまち)」事業の知見を活かし、住民同士の交流とコミュニティ活性化を目的に実施されるもの。単なる設備導入や音楽体験にとどまらず、住環境そのものに“音楽の力”をどう組み込むかを実験・実装するプロジェクトと言える。

主な施策は以下の4つ

1. ラウンジコンサート
マンション内のラウンジを活用し、ピアノや弦楽器、管楽器などによる生演奏を定期的に開催。距離感の近い演奏体験を通して、入居者同士が自然と集い、つながる場を提供する。

2. 楽器体験会
管楽器や弦楽器に直接触れられるイベントを開催。演奏未経験でも安心できるよう、専門の講師がサポート。楽器にチャレンジしたい人にとっては、最初の一歩を後押しする貴重な機会になる。

3. 手づくり楽器ワークショップ
子ども向けの夏休み企画として、簡単な材料を使った工作形式のワークショップを予定。遊びながら楽器の仕組みに親しめるよう工夫されており、親子の時間にも最適。

4. 音楽サークル
住民同士でグループを作り、講師とともに合奏を楽しむ。演奏技術の向上だけでなく、「一緒に音を出す」という体験を通じて、深いコミュニケーションが生まれることを狙っている。

ヤマハが目指すのは、音楽をインテリアのように“飾る”のではなく、日常に“根付かせる”こと。マンションという日々の暮らしの場に、どのように音楽を溶け込ませられるか。今回の協業は、そのリアルな実験の場となる。

なお、「Brillia 八王子 River Terrace」は京王線「京王八王子」駅から徒歩10分、JR中央線「八王子」駅から徒歩15分とアクセスも良好。共用施設にはヤマハのグランドピアノを備えたエントランスラウンジも用意されており、ハード面からも音楽との親和性が意識されている。

人口減少、孤独の問題、地域コミュニティの希薄化——現代の都市生活が抱える課題に対し、音楽ができることはまだまだある。ヤマハと東京建物のこの取り組みが、その一つの解になるかどうか、注目していきたい。

物件・取り組みの詳細は以下から
「Brillia 八王子 River Terrace」公式サイト:

https://hachioji146.brillia.com/

「おとまち」事業紹介:
https://jp.yamaha.com/services/otomachi/

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