[コラム]テクノ好きがB系ファッション誌を作ることになった話(2)

某音楽系出版社に運よく入社したBOBは某機材系雑誌に配属、紆余曲折の後、某クラブミュージック系雑誌「G」に仲間入りする。当時本社は市ヶ谷にあったものの、若者向けでクラブ系といえば渋谷でしょ!という甘い考えで渋谷事務所が作られた。場所は東急ハンズ(当時)横の雑居ビル10階で、いわゆるワンルームマンション。初めて挨拶に訪れたときのことは忘れられないという……。

10階。エレベーターの扉が開くと真ん前の部屋のドアに「KEEP OUT」という黄色テープが貼られている。編集部によろしくお願いしますと挨拶の後、あのテープは何かと聞くと、どうやら埼玉あたりで◯された人がその部屋に運ばれていたらしいと……とんでもない場所にある編集部に入ってしまったBOB……。

そんな前置きはさておき、ワンルームマンションで野郎5人というむさ苦しい時代は楽しい思い出ばかりだそう。今ではありえない、深夜2時からのインタビュー(しかもクラブの楽屋)、取材に行ったら9時間待ち、夕方出社の翌朝帰り……などなど、いろいろ経験したBOB。ここではテクノやハウス、ドラムンベースにヒップホップといった、ダンスミュージックの基本を学べたと語っている。

続く。

VETHELライターのH。趣味は園芸とバンド。好きな映画は『マッドマックス』。最近ビール派にカムバック。WELCOME TO VETHEL。

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