
2025年5月28日(水)、渋谷XXIで行われた「アンコマンないと」を覗くと和菓子と都会のチルアウトな空間が広がっていた。
音楽と共にその場を包むミックスされたカルチャー。平日の夕方、会場には子どもから大人までいろんな人が集まり、のんびりした空気の中で音楽と和菓子を楽しむ様子が伺えた。

和菓子と音楽が混ざり合う不思議な夜


イベントを主催したのは、「松﨑煎餅」や「ぎんざ空也」など、老舗和菓子屋の主人たちを中心としたグループ「アンコマン」。中心人物の松﨑宗平さんは小さいころから音楽が好きで、B’zやミスター・ビッグにハマってたらしい。ベースも弾くし、ベンチャー企業で働いてたこともある多才な人物。今は家業のお煎餅屋をやりながら、新しいカルチャーを探ってるところ。詳しく知りたいという方は、松﨑さんへのインタビュー記事をご覧あれ(https://vethel.media/archives/3321/)。
和菓子と音楽が同居するこのユニークな「アンコマンないと」は、すでに8年間で約40回も開催されており、知る人ぞ知る“チルな名物ナイト”だったりする。コロナ渦で一時中断していたこのイベントも徐々に復活させている模様で、今後はデパートやさまざまなイベントスペースでの開催予定とのこと。「香ばしい音」と「音楽」が合わさるって、ちょっと変わってるけど、このイベントでは、その2つが不思議としっくりきてた。今回はなんと、この夜のために名古屋から青柳総本家、尾張名古屋 亀屋芳広も!
1ドリンク+和菓子でまったりタイム


入場料1,000円で、1ドリンクと各店が持ち寄った和菓子がもらえるのも嬉しいポイント。特にアンコ(餡)を使ったお菓子が印象的で、DJが流す懐かしいJ-Popやみんなが知ってる曲といい感じに合ってた。音楽を聴きながらお菓子をつまんで、あちこちでゆるくおしゃべりしてる人たちの姿が印象的だった。
音楽って、やっぱり世代を超える

ジャンルも世代も関係なく、音楽でつながれるっていうのが、この夜のもうひとつの魅力。DJの選曲も幅広くて、小学生が知ってるようなアニメソングから、大人世代が青春時代に聴いてた名曲までいろいろ。気がつけば、つい口ずさんでる人もちらほら。
「アンコマンないと」は、音楽と和菓子で人と人がゆるくつながれる、あたたかいイベントだった。
