
新宿・歌舞伎町で展開されてきた公認ストリートライブ制度「Kabukicho Street Live」が、2025年6月よりリニューアルされる。
このプロジェクトは、株式会社TSTエンタテイメントが2022年に開始。地元団体との連携のもと、東急歌舞伎町タワーや歌舞伎町シネシティ広場を舞台に、ライブ活動の場を求める音楽アーティストたちに公認の演奏スペースを提供してきた。これまでに約700組が参加し、長渕剛、優里、miwaなどの著名アーティストの出演も話題を呼んだ。
今回の制度刷新では、これまでのイベントを一本化し「Kabukicho Street Live」としてブランディングを強化。会場利用はLINE公式アカウントからの事前予約制で、手続きの煩雑さを解消。若手支援を目的に、毎週木曜日は25歳以下限定の開放日として設けられる。
ライブは日常的に開催され、毎月10日程度の開催を目指す「Kabukicho Street Live+」では、シネシティ広場の大型ビジョンを活用し注目アーティストのパフォーマンスを放映。また、「Kabukicho Street Live Fes.」では複数会場を使ったサーキット形式で毎月開催され、1日で約20組が出演。2026年4月にはZepp Shinjuku(TOKYO)を加えた特別版の開催も予定されている。
初月の2025年6月には以下のスケジュールでイベントが実施される:
- 6月5日(木)〜:Kabukicho Street Live+(毎月10日程度開催)@歌舞伎町シネシティ広場
- 6月14日(土):Kabukicho Street Live Fes.(サーキット形式)@歌舞伎町シネシティ広場 他3会場
- 6月21日(土):Kabukicho Street Live × SonyMusic the LESSON 公開審査会 @歌舞伎町シネシティ広場
カッサイマサト[McLangur / アートディレクター・グラフィックデザイナー]

さらに、今回のリニューアルを象徴するロゴデザインは、SUPER BEAVERなども手がけるアートディレクター・カッサイマサト氏が担当。自身も元ストリート出身ミュージシャンであるカッサイ氏のコメントからは、本プロジェクトへの熱い思いが感じられる。
私もかつてストリート出身のミュージシャンでした。自分たちの音楽を知らない人の中に飛び込んでいくのは時に厳しく、時に大きな喜びとなり、路上で得た経験は私にとって大きな宝物になっています。
Kabukicho Street Live Project。歌舞伎町がいつも音楽で溢れる街に。
新しい価値の発見とコミュニケーションがクロスオーバーする街に。
このプロジェクトに参加できてとても光栄です。
過去実施イベントの様子



「Kabukicho Street Live」は、ただの音楽イベントではない。ライブ活動を始めたい、広げたいというアーティストが一歩を踏み出すための“登竜門”となる存在だ。日常の中で誰もが音楽に出会える街、歌舞伎町。その歩みは今後も続いていく。
詳細・最新情報は公式Xアカウント(@TKT2023official)にて随時更新される。予約は公式LINEから可能。若手アーティストにとって、いま歌舞伎町は見逃せない舞台になっている。