オアシス唯一の公式インタビュー集がついに日本上陸──ノエルとリアムの「真実」が詰まった696ページ

伝説的ロックバンド、オアシスのすべてが詰まった公式インタビュー集が、ついに日本語で読める日がやってくる。光文社より、『スーパーソニック 完全、公式、ノーカット・インタビュー』が2025年6月25日(水)に発売される。

本書は、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーの兄弟を軸に、家族、元バンドメンバー、関係者たちが語るオアシスの軌跡を、徹底的な聞き取りでまとめたインタビュー集である。なんと、ノエルのインタビューは16時間超、リアムは12時間超というボリューム。発言は一切の編集なしで収録され、全696ページに及ぶ“完全ノーカット版”だ。

インタビューでは、バンドの成り立ちから、楽曲制作の裏側、日本を含む海外ツアーでの破天荒なエピソード、そして世界の頂点を極めた後の葛藤や確執までが、率直かつ赤裸々に語られている。Fワード(いわゆる“F◯◯K”)は1,600回超。過激で繊細な言葉の応酬が、読者を90年代ブリットポップの熱狂へと引き戻す。

特に印象的なのは、第41章「兄と弟」に収められた、ノエルとリアムそれぞれの“愛と憎しみ”が交錯する言葉だ。

リアム「ノエルは……オタク、兄貴、仲間。みじめなろくでなし。でも死ぬほど奴を愛してるよ。あいつはいまのあいつじゃなかったぜ、おれがいなきゃ」

ノエル「おれはリアムを愛してないし、嫌いでもない。ただの家族だよ。愛してるって言うのは簡単さ。でもそれが妻への愛だとしたら、リアムにはそれはない。でも嫌いでもない。その中間に、小さな場所があるだけなんだ」

この本を読むことは、音楽ジャーナリズムにおける一次資料を追体験することにほかならない。

オアシスは2025年7月4日、英カーディフからワールドツアーを開始し、10月25日・26日には東京ドーム公演が予定されている。来日公演を前に、彼らの「神話」をいま一度、あらためて知る機会となる一冊である。

書籍情報

書名:スーパーソニック 完全、公式、ノーカット・インタビュー
原題:Supersonic: The Complete, Authorised and Uncut Interviews
著者:oasis
編者:サイモン・ハルフォン
訳者:川崎大助
発売日:2025年6月25日(水)
出版社:光文社
仕様:四六判ソフトカバー/696ページ(予定)
定価:3,600円+税
電子書籍:同日発売予定

予約特典付きオンライン販売ページ


「オアシスは、魔法だった」とノエルは語る。
その“魔法”のすべてが、いま文字となって蘇る──。

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