キタニタツヤ、新曲「なくしもの」で描く“再生”の美学――映画『でっちあげ』主題歌に決定

キタニタツヤが、新曲「なくしもの」を映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』の主題歌として書き下ろした。この映画は2025年6月27日(金)より全国公開される。

本作は、第6回新潮ドキュメント賞を受賞した福田ますみによるルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫刊)が原作。主人公・薮下誠一を綾野剛が演じ、監督は三池崇史が務める。共演には柴咲コウ、亀梨和也、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫らが名を連ね、硬派な社会派映画に仕上がっている。

キタニが書き下ろした主題歌「なくしもの」には、作品のテーマに対する深い共鳴が込められている。

「他者に奪われ壊され摩耗した人間が、全てを取り戻せないことを知っていてなお、再び他者を信じ手をとって立ち上がる。そういう強さは美しいなとこの作品を観て感じ、それを詞とメロディに込めました」
(キタニタツヤ)

主演の綾野剛はこの楽曲について「“最後の最大の共演者”だなと思いました。歌詞がいい意味で散らばっていて、必死に手繰り寄せている感じがしました」と語り、柴咲コウも「人間のモヤモヤしている部分を彷彿とさせられました」とコメント。作品と楽曲が互いを引き立て合う、強い結びつきを感じさせる。

また、主題歌を使用した最新の予告編も解禁されており、映像と共に楽曲の一部を聴くことができる。映画の世界観とキタニの音楽がどのように融合しているか、ぜひ注目したい。

映画情報

タイトル:『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』

公開日:2025年6月27日(金)全国公開
原作:福田ますみ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫刊)
監督:三池崇史
脚本:森ハヤシ
音楽:遠藤浩二
主題歌:キタニタツヤ「なくしもの」(Sony Music Labels Inc.)
出演:綾野剛、柴咲コウ、亀梨和也、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫 ほか
製作・配給:東映
公式サイト:https://www.detchiagemovie.jp
公式X(旧Twitter)・Instagram
予告映像:YouTubeリンク

キタニタツヤ One Man Hall Tour 2025

キタニは、今年秋から全国ホールツアーも予定している。以下、開催スケジュール。

  • 9月27日(土)千葉・松戸 森のホール21
  • 10月3日(金)岡山・倉敷市民会館
  • 10月5日(日)奈良・なら100年会館
  • 10月10日(金)兵庫・神戸国際会館
  • 10月12日(日)香川・レクザムホール
  • 10月24日(金)愛知・名古屋 Niterra市民会館
  • 11月2日(日)新潟・新潟テルサ
  • 11月3日(月・祝)宮城・仙台サンプラザホール
  • 11月9日(日)北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru
  • 11月13日(木)大阪・フェスティバルホール
  • 11月21日(金)静岡・アクトシティ浜松
  • 11月24日(月・祝)広島・上野学園ホール
  • 11月29日(土)福岡・福岡市民ホール
  • 11月30日(日)熊本・熊本県立劇場
  • 12月6日(土)石川・金沢 北電ホール
  • 12月13日(土)東京・東京ガーデンシアター
  • 12月14日(日)東京・東京ガーデンシアター

チケット:指定席 8,000円(税込)
詳細:https://tatsuyakitani.com/

キタニタツヤ プロフィール

ネットでの楽曲発表からキャリアをスタートし、他アーティストへの楽曲提供でも注目を集める。アニメ『呪術廻戦』のOPテーマ「青のすみか」で大ヒットを記録し、2023年には紅白歌合戦に出場。現在は、ラジオ番組「オールナイトニッポンX」やユニット「GEMN」としての活動など、多方面で活躍を続けている。

「なくしもの」は映画の余韻をより深く、静かに、そして力強く残してくれる楽曲になるはずだ。映画の公開とともに、その音楽がどのように響くか、期待したい。

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