映画が教えてくれた名曲たち──「うたと映画」特集、神保町シアターで開催

映画を観ていて、ふと流れてきたあの歌に心を奪われた経験はないだろうか。スクリーンの中の「うた」は、登場人物の感情を乗せて、物語の一部として、あるいは時にそれ以上の存在感を放つ。そんな“忘れられない映画の中のうた”に焦点を当てた特集上映が、神保町シアターで始まる。

特集上映

『うたと映画 ―― 忘れられない映画の中の「うた」たち』は、2025年5月31日(土)から6月27日(金)まで開催。加山雄三、山下達郎、松任谷由実、南佳孝といったアーティストの名曲が劇中で印象的に使われた全16作品がラインナップされている。

例えば、1964年公開の『君も出世ができる』では、黛敏郎の作曲と谷川俊太郎の作詞による劇中歌が、作品の魅力を高めている。和製ミュージカル映画の金字塔とも言えるこの一本は、今観てもまったく色あせない。

また、南佳孝の「スローなブギにしてくれ」、松任谷由実の「恋人はサンタクロース」、山下達郎の「クリスマス・イブ」など、楽曲そのものが記憶に刻まれている映画も登場。どの作品も、音楽が重要な役割を果たしている。

若大将シリーズ、ドリフターズ映画、ザ・タイガースやザ・スパイダースといったグループ・サウンズ映画も含まれており、ジャンルも年代も多彩な構成だ。

なかでも注目は、6月25日(水)14:15からの『ザ・タイガース 世界はボクらを待っている』応援上映。スクリーンの中のメンバーに声援を送ることができる特別な回で、手拍子や拍手、ペンライトの使用もOK。声を出して楽しめるこの回は、ファンならずとも一見の価値ありだ。

応援上映のチケット

6月13日(金)12:00よりチケットぴあにて販売(Pコード:555-151)。1400円均一で、前売完売の場合は当日券の販売はなし。割引優待やポイント招待は使用不可のため注意が必要。

特集上映の一般料金は1400円。シニア1200円、学生は1000円とリーズナブル。なお、6月17日(火)は設備点検のため休館。

“あの映画のあの曲”をスクリーンで再体験できる貴重な機会。記憶に残る「うた」のある映画に出会いたいなら、神保町シアターでのひとときをおすすめしたい。

開催概要
■特集上映『うたと映画 ―― 忘れられない映画の中の「うた」たち』
期間:2025年5月31日(土)~6月27日(金)
会場:神保町シアター(東京都千代田区神田神保町1-23)
料金:一般 1400円、シニア 1200円、学生 1000円
※応援上映回は1400円均一
※6月17日(火)は休館

詳細・上映スケジュールは神保町シアター公式サイトにて:
https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/

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