今井美樹、名盤3作をデジタルリマスターで再発信――5月21日より一斉配信開始

「MOCHA」「retour」「Lluvia」が、2025年5月21日より主要配信サイトで一斉配信

今井美樹のキャリア初期を代表する名盤3作品が、デジタルリマスターという形で蘇る。今回配信されるのは、4thアルバム「MOCHA」(1989年)、5thアルバム「retour」(1990年)、6thアルバム「Lluvia」(1991年)の3タイトル。配信開始日は、彼女のデビュー記念日でもある2025年5月21日(水)。これにより、先行して4月14日に配信された初期3作に続く形で、計6作品のリマスターアーカイブが揃うことになる。

これらのアルバムは、いずれも今井美樹の音楽的評価を決定づけた重要作であり、時代を超えて愛され続けている。

<配信作品概要>

MOCHA(1989年6月21日発売)

都会の真夏をテーマに、ダンサブルなアプローチで新機軸を打ち出した作品。岩里祐穂、上田知華、柿原朱美、MAYUMIなど、当時から継続的にタッグを組んできた女性作家陣が引き続き参加。

https://lnk.to/GRBazytJ

retour(1990年8月29日発売)

タイトルはフランス語で「再生」や「帰還」を意味する。女性作家陣に加え、KANや松本俊明など新たな才能との出会いによって、より広がりを見せたサウンドが特徴。ヒットアルバムとして知られる。

https://lnk.to/HHAJLQyA

Lluvia(1991年9月7日発売)

シングル未収録ながら、2度目のオリコン1位を獲得。佐藤準プロデュースによる集大成的作品で、完成度の高さと音楽性の深さが際立つ。AOR〜シティポップの流れを汲んだ、日本的ポップスの金字塔。

https://lnk.to/xXEel7JN

<音楽的価値と制作陣>

今回リマスターされる3作品は、いずれも生演奏にこだわった音作りが特徴。編曲は佐藤準が全体を統括し、国吉良一、今剛、美久月千晴、青山純、山木秀夫といった日本を代表するトップ・ミュージシャンたちが参加している。高度な演奏技術と、今井美樹ならではの透明感と繊細さを併せ持つボーカルが融合し、「国産AORの究極」「ジャパニーズ・シティポップの完成形」とも称されるサウンドが生まれた。

<デジタルリマスターの意義>

配信音源はいずれもデジタルリマスター仕様で、当時のアナログ録音の魅力を活かしつつ、現代的な音質に最適化。サウンドの解像度が上がったことで、コーラスの重なりやストリングスの余韻など、細部の表現までクリアに伝わる。

今井美樹の音楽をすでに知っている層にとっては再発見の機会となり、若いリスナー層にとっては新たな入り口としても機能するラインナップとなっている。

<配信概要>

  • 配信開始日:2025年5月21日(水)
  • 配信形式:デジタルリマスター音源(国内外主要配信サイトにて)
  • 配信リンクまとめhttps://bio.to/FqKVUW

<関連リンク>

80年代末〜90年代初頭の日本ポップスの中でも、完成度と独自性を兼ね備えた今井美樹の3作品が、デジタルリマスターによって現代に鮮やかに甦る。ジャンルを越えて評価され続けてきた音楽遺産の再提示は、音楽業界においても重要な意味を持つ動きと言える。

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