わたせせいぞう×大滝詠一 ── 幻のコラボ『NIAGARA SONG BOOK 3』、楽譜付きイラスト・ブックとして刊行決定

シティポップという言葉が再び輝きを放つ今、時代を超えた奇跡の邂逅が書籍という形で結実する。2025年7月7日、株式会社リットーミュージックより、書籍『NIAGARA SONG BOOK 3』が発売される。

本作は、2024年に画業50周年を迎えたイラストレーター・わたせせいぞうが、大滝詠一の最新インストゥルメンタル作品『NIAGARA SONG BOOK 3』(アルバム『Complete NIAGARA SONG BOOK』収録)の世界観を、フルカラーイラストで描き下ろしたものである。楽曲すべての楽譜も掲載され、視覚と音楽が織りなす“読むサウンドトラック”として仕上げられている。

「ナイアガラ・サウンド」を描く、もうひとつの物語

『NIAGARA SONG BOOK』は1982年(イラスト:永井博)、続く『NIAGARA SONG BOOK 2』は1984年(イラスト:河田久雄)に発表され、アートワークと音楽の融合によってシティポップ文化の重要な一頁を刻んだ。今回の『3』は、40年の時を経て再びその系譜を受け継ぐ形で登場する。

イラストを手がけるのは、『ハートカクテル』などで知られ、数々の音楽ジャケットも彩ってきたわたせせいぞう。彼が紡ぐ柔らかで温もりある風景が、大滝詠一のメロディに寄り添いながら、新たな“ナイアガラの世界”を描き出す。昭和の記憶と令和の感性が美しく交差する、まさに現代のレトロ・フューチャーと呼ぶにふさわしい一冊である。

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書籍と同日、アナログ盤もリリース

さらに、書籍の発売と同日の7月7日には、インスト・アルバム『NIAGARA SONG BOOK 3』のアナログ盤(完全生産限定/クリアヴァイナル仕様)のリリースも決定。耳と目でナイアガラ・サウンドの“いま”を体感できる、貴重なセットとなる。


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『NIAGARA SONG BOOK 3』わたせせいぞう、大滝詠一


定価:3,300円(税込)
仕様:A4変形/上製本/40ページ/オールカラー
発売日:2025年7月7日
発行:株式会社リットーミュージック
商品情報ページ:https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3125317105/


わたせの描く空と街角、大滝の紡ぐ音の景色。かつてないコラボレーションが、かつて愛されたサウンドを新たな形で蘇らせる。ナイアガラの名を冠したこの書籍は、音楽ファンはもちろん、アートやイラストに関心のある層にも大きな訴求力を持つ作品である。7月7日、シティポップの新たな記念日がまた一つ生まれる。

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