最高傑作ALの基盤となる未発表音源を含む、幻のライブ・パフォーマンス

エクスペリメンタル、ディスコ、ガラージ、ポップ、フォーク…NYアンダーグラウンドシーンを縦横無尽に駆け抜けた天才にして異端児、アーサー・ラッセル。その最高傑作『World Of Echo』の基盤となった幻のライブ・パフォーマンス音源が、未発表音源を含む形で遂にリリースされる。CDとLP、それぞれ異なる仕様にて4月18日(金)に同時発売。
アーサー・ラッセルの創造の核心に迫る2つのソロ・ライブ
本作に収録されるのは、1984年の『Sketches for World of Echo』と、1985年の『Open Vocal Phrases Where Songs Come In and Out』という2つのソロ・ライブ・パフォーマンス。NY実験音楽の巨匠フィル・ニブロックがラッセルと共に企画・プロデュースし、前衛音楽財団Experimental Intermediaで録音されたこれらの音源は、後に彼の代表作『World of Echo』へと結実する重要な記録である。
「とても純粋で澄んだ音色に聴こえ、彼が機材に囲まれてうずくまるように演奏している様子が目に浮かぶ… まさに魔法のようでした。彼は観客のためではなく、自身の内側で音の組み合わせを探求していたのです。」トム・リー (アーサー・ラッセルの盟友、生前最後のパートナー)
CD & LP、それぞれ異なる仕様で登場
本作はCD2枚組およびLP2枚組でリリース。CD盤には2020年にカセット/デジタルのみで発表され、今回が初CD化となる『Sketches for World of Echo』全編と、未発表曲「That’s The Very Reason」「Too Early To Tell」を含む『Open Vocal Phrases Where Songs Come In and Out』全編を収録。一方、LP盤には『Open Vocal Phrases Where Songs Come In and Out』全編に加え、『Sketches for World of Echo』から厳選した2曲「Changing Forest」「Sunlit Water」が収められる。
また、CD・LP共にフルカラーのインサート、アーカイブを手掛ける〈Audika Records〉創設者スティーブ・クヌーソンによるライナーノーツを封入。国内盤CDおよび帯付きLPには、日本語解説書も付属する。
