声とスクラッチの化学反応。ナノ・ユニバースが仕掛ける音楽企画「BEAT REACTION」が始動

ファッションと音楽の融合に挑む新プロジェクト「BEAT REACTION」が、ナノ・ユニバースのYouTubeチャンネルでスタートした。第1回配信は2025年5月12日(月)。世界一のビートボックスデュオ「Jairo」と、日本を代表するターンテーブリスト「DJ SHOTA」によるセッションが実現し、映像・音・スタイルのすべてが交差する異色のコンテンツが誕生している。

BEAT REACTIONとは

「ビート=音」と「リアクション=化学反応」を掛け合わせた、ナノ・ユニバースによる新たな映像コンテンツ。テーマは「ファッション×音楽」。ジャンルの異なるアーティスト同士がセッションを繰り広げることで、単なるライブとは異なる体験をつくり出す。

このプロジェクトの特徴は、パフォーマンスとスタイルが同時に立ち上がること。音楽とファッションが切り離されていた時代から、カルチャーが横断するいまへ。ブランドの世界観を軸に据えながらも、ミュージシャンの生身の熱量を映像に閉じ込める試みだ。


初回ゲスト:Jairo × DJ SHOTA

記念すべき第1回のゲストには、ジャンルを超えて注目を集める2組が登場。

Jairo

John-TとYAMORIによるビートボックスデュオ。2024年、スイスで開催された世界大会「Grand Beatbox Battle」で優勝し、一気に世界の頂点へと駆け上がった。John-Tの圧倒的なベースと、YAMORIのメロディとリズムを融合させたスタイルは、ヒューマンビートボックスの枠を超えた音楽表現として評価されている。2025年2月にはEP『Jairo』をリリースし、シーンの外側へもその影響を広げている。

DJ SHOTA

国内外で高い評価を受けるターンテーブリスト。DMC(世界的DJ大会)のシングル部門・バトル部門でともに日本一を獲得し、技術とセンスを兼ね備えた稀有な存在。2020年から始動したプロジェクト「Mellow Works」では、美麗な旋律のヒップホップや、ソウル/ジャズのエッセンスを感じるトラックを自在にミックス。単に“かける”のではなく、楽曲を再構築する演奏家としてのスキルが、国籍を超えてリスナーを惹きつけている。現在はアジア各国を巡るツアーも定期的に実施中。


異ジャンルのセッションがつくる「唯一無二の音」

「BEAT REACTION」の初回では、Jairoの“声”とDJ SHOTAの“スクラッチ”がリアルタイムで呼応。ループでも打ち込みでもない、人力の音と音がぶつかり合いながら、新たなグルーヴを生んでいく。編集された映像の中にも、即興性と緊張感が漂い、ミュージシャン同士の“間合い”まで感じ取れる仕上がりになっている。

ナノ・ユニバースの映像美とライティングも相まって、ミュージックビデオでもライブ配信でもない、新しい音楽体験が立ち上がっているのが印象的だ。

ファッションブランドが“音楽体験”をつくる時代へ

今回の試みは、単なる販促やタイアップの枠を超えて、ブランド自体が“体験を生むメディア”として機能し始めていることを示している。

ナノ・ユニバースが届けるのは、服を見せる映像ではなく、「スタイルとしての音」。ブランドの価値観を、アーティストの表現と重ね合わせて映像化することで、ファンとの新たな接点が生まれている。

カルチャーを横断したいブランドや、音楽体験に新しい可能性を探る業界関係者にとっても、今後の展開が見逃せないプロジェクトだ。

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