［レポート］MAN WITH A MISSION、結成15周年アリーナツアー完走 ──〈XV e.p. Tour 2025〉開催決定

2025年5月10日

頭はオオカミ、身体は人間 ── 唯一無二の存在感を放ち続けるロックバンド、MAN WITH A MISSION（以下、MWAM）が、結成15周年記念アリーナツアー〈MAN WITH A “15th” MISSION PLAY WHAT U WANT TOUR 2025〉のファイナル公演を5月9日、石川県産業展示館4号館にて迎えた。観客のリクエストを反映したセットリストで全12公演を駆け抜けた本ツアーは、バンドの現在地を強く刻みつける圧巻の内容であった。

冒頭を飾ったのは「When My Devil Rises」。巨大な5匹のオオカミ像がステージにそびえ立ち、レーザーと轟音が空間を貫く。新曲「REACHING FOR THE SKY」や、会場限定リクエストによる「Circles」のライブ初披露など、演出・選曲ともにサプライズの連続であった。また、「Emotions」では狼マスクを纏ったストリングス隊が登場。アコースティックアレンジの「アカツキ」では静謐な空気も漂わせた。終盤に向かっては「Memories」「FLY AGAIN」「DON’T LOSE YOURSELF」など、バンドの歴史と情熱を詰め込んだ楽曲が惜しげもなく投下され、観客の熱狂は頂点へと達した。

さらに、公演のラストには最新EP『XV e.p.』を携えての新ツアー「XV e.p. Tour 2025」の開催も発表された。東京・大阪・広島の3都市で行われ、15周年イヤーの締めくくりを彩る全15公演目となる。バンドの歩みを体現するようなツアー構成は、全国を飛び回るMWAMならではの粋な演出と言えるだろう。

また、15周年を記念して、過去作のアナログ盤リリースも決定。8月から10月にかけて『The World’s on Fire』『Break and Cross the Walls Ⅰ・Ⅱ』『Trick or Treat e.p.』が初のLP化。さらに、入手困難となっていた1stアルバム『MAN WITH A MISSION』および2nd『MASH UP THE WORLD』のアンコールプレスも予定されている。ファン垂涎のラインアップである。