
次世代ハウスシーンの中核を担う存在が、ついに新たなフェーズへと踏み込む。オランダのプロデューサー M-High が、DJテニス主宰のレーベル Life and Death からデビュー。先行シングル「Taking Time」をリリースし、最新EP『Dark Web Pinger』の全貌を明かした。
グルーヴを軸にした現行ハウスの最前線で躍進を続けてきた彼にとって、本作はキャリアの重要な転機となる一枚だ。
Life and Deathという到達点
M-Highにとって、Life and Deathからのリリースは“念願”だったという。
感情的でディープな楽曲から、クラブ直結のラフなトラックまでを同一の世界観で束ねるレーベルの哲学は、彼の音楽観と強く共鳴している。
「深くエモーショナルな作品と、クラブ志向の楽曲が共存していても、ひとつの世界として成立している。そのバランスこそ、自分が常に追い求めているものだ」と語るM-High。
商業的な即効性が重視されがちな現在においても、“音楽そのもの”と“制作プロセス”を重んじる姿勢に強い共感を抱いているという。
「Taking Time」が示すグルーヴの現在地
先行シングル「Taking Time」は、その思想を体現するトラックだ。
タイトに引き締まったリズムと、じわじわと熱を帯びていくグルーヴ。過剰な装飾を排しながらも、フロアを確実にロックする構築力が際立つ。
近年のハウスシーンで主流となりつつある“グルーヴ重視”の流れを押さえつつ、M-Highならではのミニマルで洗練されたアプローチが光る一曲に仕上がっている。
新世代ハウスの旗手として
これまでのリリースはChris StussyやMarlon Hoffstadt、KettamaといったトップDJたちからサポートを獲得。Beatportチャートでも存在感を示し続けてきた。
さらに、マイアミ、サンパウロ、イビサ、アムステルダム、ジャカルタといった主要都市を巡るツアーを展開し、国際的な評価も急速に拡大。累計ストリームは1600万回を突破している。
EP『Dark Web Pinger』が描く4つの断面
今回のEP『Dark Web Pinger』は全4曲で構成される。
- Dark Web Pinger
- Taking Time
- Thief of Joy
- Here We Go Again
それぞれが異なる質感を持ちながらも、共通するのは“グルーヴへの執着”だ。ディープさ、クラブ性、そして実験性。そのバランスを探るように、M-Highの現在地が刻まれている。
フロアの未来を更新する一歩
『Dark Web Pinger』は単なる新作ではない。
それは、M-Highが自身の音楽観をより明確に打ち出し、次のステージへと進むための宣言でもある。
ハウスミュージックが再び“グルーヴ”を中心に再編されつつある今、その最前線で鳴らされる音。
M-Highのこの一手は、フロアの未来に確かな余韻を残すはずだ。

Release Info
M-High
「Taking Time」配信中
EP『Dark Web Pinger』近日リリース
レーベル:Life and Death
Buy/Stream: M-High “Taking Time”
https://orcd.co/lad097-s1
Pre-Save/Pre-Order: M-High – Dark Web Pinger EP
https://orcd.co/lad097-ep
