
サンフランシスコ・ハウスの快楽主義を体現するプロデューサー/DJ、ケヴィン・ナップが、新作EP『Bell Ringer』をリリースした。作品はDirtybirdの制作キャンプ企画〈Flight Week〉から生まれた第7弾。わずか2日間の滞在から生まれた2曲が、レーベルらしいユーモアと即効性のあるグルーヴでフロアを揺らす。
いたずら心と機能美が共存するタイトル曲
表題曲「Bell Ringer」は、Mz WorthyとLife On Planetsを迎えたハイエナジーな一曲。軽妙なリリックと遊び心あるプロダクション、そして鳴り響くカウベルが、パーティのスイッチを一瞬で入れる。肩の力を抜きつつも、フロア機能をしっかり押さえた絶妙なバランスが光る。
“Gorilla”で見せる深みあるローリング・グルーヴ
もう一曲の「Gorilla」では、SHADEDをフィーチャー。ディープに滑走するベースラインとスワッガーに満ちたリズムが、じわじわと身体を揺らすローラー系トラックに仕上がっている。タイトル曲の軽やかなテンションと対照的に、夜更けのフロアを温める持続力のあるグルーヴが印象的だ。
Dirtybirdとともに歩んできた快楽主義の軌跡
テキサス出身、サンフランシスコで研鑽を積んだケヴィン・ナップは、プロデューサー、ヴォーカリスト、DJ、そしてレーベルヘッドとして多面的な活動を展開。2020年の「Dummer Loco」以降、コンスタントにヒットを放ち、Dirtybirdの看板アーティストの一人として存在感を確立してきた。2025年には〈Flight Week〉の初回にも参加し、その機動力の高さを証明している。
2日間の創造が生んだ“短くて濃い”パーティの核
今回のEPは、短期間のセッションから生まれたとは思えないほど完成度が高い。瞬発力のあるアイデアと洗練されたプロダクションが結びつき、Dirtybird特有の“パーティを始める音楽”という美学を体現している。『Bell Ringer』は、フロアの空気を一瞬で変えるための、軽やかで確かな合図だ。

Buy/Stream Bell Ringer
https://dirtybirdrecs.ffm.to/bellringer
