
精密に組み上げられたテンションが暴走する
ダークでヒプノティックなサウンドで独自の地位を築いてきたREZZが、新鋭プロデューサーLimbo Sliceとのコラボレーションによる最新シングル「Circuit」をリリースした。HypnoVizionから発表された本作は、緻密なサウンドデザインと緊張感に満ちた構築美が際立つ一曲。重厚なロウエンドと、絶えず変化し続けるシンセのパターンが絡み合い、予測不能な高揚を生み出す。
“史上最速のREZZトラック”という挑戦
REZZ自身が「これまでで最速のトラック」と語る本曲は、彼女の持ち味である催眠的な引力を保ちながら、さらなるスピード感と推進力を獲得した意欲作だ。制御された激しさと粗削りなディテールが共存し、聴き進めるほどにテンションが増幅していく構造は、クラブとフェスの双方で強烈な効果を発揮するだろう。
インダストリアルな影が差し込むコラボレーション
韓国出身で現在はUKを拠点とするLimbo Sliceは、モノクロームなヴィジュアル美学とミステリアスな作風で注目を集める存在。近年はAstroglitchやOne True Godらとの共作で評価を高め、HypnoVizionからのリリース「Fragment」に続く形でREZZとの邂逅が実現した。インダストリアルな質感を帯びたプロダクションは、REZZの進化する音世界に鋭い輪郭を与えている。

怒涛の2025年を経て、止まらない進化
REZZは2025年、5作目のスタジオ・アルバム『As The Pendulum Swings』の発表や、オーディオビジュアル体験〈PORTAL〉の始動、さらにレッドロックスでの恒例公演〈REZZ ROCKS〉など、キャリアの節目となる成果を連発。タコマ・ドームでは電子音楽女性アーティストとして初のヘッドライナーを務めるなど、スケールの面でも歴史的な飛躍を遂げた。
フェスティバルを横断する2026年の軌道
2026年もその勢いは衰えない。コーチェラをはじめ、Breakaway、Beyond Wonderland PNW、Tomorrowland、ileSoniqといった世界各地の大型フェス出演が予定されており、「Circuit」はそのライヴセットの中核を担う可能性が高い。加速するビートと催眠的なサウンドが交錯する本曲は、REZZの次章を象徴するシグネチャー・トラックとなりそうだ。

Buy/Stream ‘Circuit’
https://hypnovizion.lnk.tt/circuit
