“DJとして生きる”というリアル ── AlphaTheta『I AM DJ』×block.fmが掘り下げるカルチャーの現在地

DJとは何者なのか。クラブのフロアに立つ瞬間だけでは語り尽くせない、その生き方と思想に迫るトーク企画が公開された。AlphaThetaによるプロジェクト『I AM DJ』と、インターネットラジオ局block.fmの人気コンテンツ「IN DJs WE TRUST」によるコラボレーション企画「IN DJs WE TRUST × I AM DJ Special Talk」。世界の現場で活動するDJたちの言葉を通して、DJカルチャーの“いま”が多角的に浮かび上がる。

『I AM DJ』が提示する“DJという生き方”

『I AM DJ』は、DJを「音楽で人をつなぐプロフェッショナル」と捉え、そのキャリアや情熱、バックボーンに深く切り込んできたインタビューシリーズだ。これまでアーティストや俳優、スポーツ選手など、ジャンルを越えて活躍するDJが登場し、それぞれの立場から“DJとは何か”という根源的な問いを投げかけてきた。本企画では、その視点を個人史からカルチャー全体へと拡張し、DJという表現の奥行きを改めて照射している。

世界の現場が映し出す、DJのリアル

出演するのは、DJ KOCO aka SHIMOKITA、DJ IKU、そしてナビゲーターのTJO。前編では、海外でのプレイ経験をもとに、日本と海外のオーディエンスの反応の違い、クラブで求められるプレイスタイル、ギャランティーや契約、エージェントとの関係性など、現場に身を置く者だからこそ語れる具体的な実情が共有される。理想論ではなく、実践に裏打ちされた言葉の数々が、DJという職業のリアリティを鮮明に描き出す。

SNS時代に問われる、DJの存在価値

後編では視点をさらに広げ、SNS時代におけるDJの発信やブランディングのあり方、レコード文化とデジタルDJの共存、そして若い世代が世界を目指すために必要なマインドセットにまで踏み込む。テクノロジーの進化によって参入のハードルが下がった一方で、個性や思想がより強く問われる現代のDJ像が浮かび上がる。

カルチャーを“語る場”としてのコラボレーション

今回のコラボレーションは、個々の成功談ではなく、DJカルチャーそのものの現在地を共有する場として機能している。7インチのみで世界を魅了するDJ、ターンテーブリズムで評価を獲得してきたDJ、メディアを横断しカルチャーを発信するDJ――それぞれ異なる立場の視点が交差することで、単線的ではない立体的なカルチャー像が描き出される。

「One Through Music」が示す未来

音楽を通じて人と人をつなぐという理念を掲げるAlphaThetaにとって、本企画は単なるプロモーションではない。DJという表現が持つ社会的役割や可能性を再定義する試みでもある。フロアの熱狂、SNSでの発信、そして国境を越えたコミュニティ形成――それらすべてが連続する現在、DJは単なる選曲者ではなく、カルチャーを媒介する存在として再び注目されている。

『I AM DJ』と「IN DJs WE TRUST」の邂逅は、その事実を静かに、しかし確かに証明してみせた。DJとして生きるとはどういうことか。その答えは、彼らの語りの中で、いまも更新され続けている。

https://alphatheta.com/ja

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