ディスコの聖典が現代に蘇る──D.C.ラルー『Cathedrals Transformation』、名匠リミキサー陣が再構築

D.C. LaRue

50年の時を越えた“Cathedrals”の再生プロジェクト

1970年代ディスコ黄金期を象徴するアーティスト、D.C. LaRueの名作『Cathedrals』が、現代のダンスフロア仕様へと生まれ変わる。Dafia Recordsからリリースされる『Cathedrals Transformation』は、歴史的アルバムを新世代プロデューサーたちが再解釈したリミックス作品だ。半世紀前に録音された楽曲群は、敬意を払いつつも鮮やかな音像で刷新され、まるで“昨月録られた”かのような鮮度を獲得している。煌びやかなアレンジ、卓越した演奏、そして普遍的なメロディは、新たな世代のクラウドにも眩い輝きを放つはずだ。

現代ディスコの旗手たちが参加する豪華リミックス陣

本作では、フランスの名手The Reflexが「I’ll Still Be Here For You」と「Don’t Want To Lose You」を再構築。オリジナルの重層的な演奏美を保ちながら、緻密で現代的なグルーヴへとアップデートしている。さらに、Nu Discoシーンで知られるプロデューサーが“Unorthodox”名義で「Cathedrals」をリミックスし、クラシックに新たな躍動感を注入。そしてレーベル主宰のMannixが、甘美で洗練されたディスコタッチの12インチ・リミックスで締めくくる。いずれも原曲の魅力を損なうことなく、現代的なフロア・サウンドへ昇華した仕上がりだ。

ディスコ史に刻まれた遺産、その普遍性

D.C.ラルーは、70年代後半から80年代初頭にかけて活躍したアメリカのシンガー/ソングライター/プロデューサー。壮麗なオーケストレーションと記憶に残るヴォーカル・フレーズを特徴とし、1976年の「Cathedrals」はチャート上位には届かなかったものの、ジャンルのクラシックとして長く語り継がれてきた。現在のダンス・ミュージックにも影響を与え続けるその作品群は、まさにディスコ史の重要な遺産と言える。

“遠く過ぎ去った世界”を呼び戻す再発

ラルー本人は本作について、「長い年月を経て、地下の都市型ダンスフロアを熱狂させたあの記憶が蘇る」と語る。二つの疫病と五十年の歳月を生き延びた楽曲が、再びフロアを照らす──その感慨は深い。

リリース情報

『Cathedrals Transformation(The Reflex, Unorthodox and Mannix Remixes)』は、2026年3月6日にTraxsourceでプロモ配信、3月13日にDafia Recordsから正式リリース予定。クラシックとモダンが交差する本作は、ディスコの歴史と未来を同時に体験できる重要な再解釈となるだろう。

D.C. LaRue

‘Cathedrals Transformation’ (The Reflex, Unorthodox and Mannix Remixes)

Dafia Records / DAFIA077

https://www.instagram.com/larue_david

https://www.instagram.com/thereflexmusic

https://www.instagram.com/mannixmuzik

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