開催4カ月前に完全ソールドアウト ── Primavera Sound Barcelona 2026、世界的フェスとしての“揺るがぬ現在地”

2026年6月4日から6日にかけて開催されるPrimavera Sound Barcelonaが、開催4カ月前に全チケットを完売したことを発表した。フルフェスティバルチケットおよび木・金・土のデイチケットすべてがソールドアウト。これで2年連続の快挙となる。

24回目を迎える本フェスは、いまや国際音楽カレンダーの中でも最も待ち望まれるイベントのひとつ。その存在感を改めて証明する結果となった。

ザ・キュアーからドージャ・キャットまで──ジャンルを越境するヘッドライナー

今回のヘッドライナーには、ザ・キュアー、ドージャ・キャット、The xx、ゴリラズ、マッシヴ・アタック、アディソン・レイ、マイ・ブラッディ・バレンタインという7組が名を連ねる。

歪んだロックの美学、純度の高いポップ、実験精神あふれるサウンド、都市的言語感覚、そして最先端のエレクトロニカ。これらが同じステージに共存するという構図こそ、Primavera Soundが長年掲げてきたキュレーションの哲学そのものだ。

会場となるバルセロナのParc del Fòrumは、単なるライブスペースではない。毎年ここは、文化的対話と創造性が交差する“祝祭の都市”へと変貌する。混沌とした時代状況のなかで、コミュニティが音楽を媒介に共鳴する場として、その価値は年々強まっている。

フェスは「3日間」では終わらない

Primavera Soundの真価は、メインの3日間だけにとどまらない。2026年もまた、街全体を巻き込む“音楽週間”として拡張される。

60公演以上が予定される「Primavera a la Ciutat」、そして6月3日(水)に開催される恒例の無料オープニングデーには、ウェット・レッグ、ギタリカデラフエンテ、ヤード・アクト、Ouinetaが出演予定。都市とフェスが溶け合うこのプログラムは、Primaveraならではの文化的広がりを象徴している。

さらに6月7日(日)には、エレクトロニック・ミュージックにフォーカスした「Primavera Bits」が開催。カール・コックス、ジョセフ・カプリアティ、BLOND:ISH、グレタがラインナップし、フェスのラストを鮮やかに締めくくる。

世界的信頼が支えるフェスティバルの現在形

今回の完全ソールドアウトは、ラインナップ発表直後から寄せられた熱狂的な反応の結果でもある。同時に、アーティスト、パートナー企業、そして観客との長年の信頼関係が結実した証でもある。

Estrella Damm、Revolut、CUPRA、Occidentといった主要パートナーをはじめ、Levi’s、Schwarzkopf、Jameson、Aperol、Vueling、Red Bull、adidasなどが支える体制のもと、フェスは音楽面だけでなく、その周辺カルチャー全体をアップデートし続けている。

2026年のカウントダウンはすでに始まった。Primavera Sound Barcelonaは、単なる音楽フェスではない。ジャンルと世代を越えた“現在の音楽文化の縮図”として、再びバルセロナに世界を集める。

https://www.primaverasound.com/en/barcelona

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