夜の高揚を刻むスタック・サウンド──Lightning in a Bottle 2026〈The Stacks〉ステージ全ラインナップ発表

メモリアルデーに蘇る、南カリフォルニアの実験的祝祭

カリフォルニア・ブエナビスタ湖で2026年5月20日から24日まで開催されるLightning in a Bottle(LIB)2026。Do LaBが長年にわたり育んできた、この没入型フェスティバルは、多様な音楽体験とコミュニティ感で知られる。
その中でも、**The Stacks(ザ・スタックス)**は夜更けの高揚と実験精神を体現するステージとして特に注目されている。今回、夜遅くまで真に“聴くべき”アクトが並ぶステージラインナップが解禁された。

開幕を飾るTOKiMONSTAのセレモニーから始まる夜の航海

初日の幕開けは、異才として名高いTOKiMONSTAによるOpening Ceremonyでスタート。アトモスフェリックでありながらフロアに直結するそのサウンドは、これから始まる夜の旅路を静かに、しかし強烈に予感させる。

そこからThe Stacksは、The Glitch Mobのダークでパーカッシヴなビート、Team Supreme(Mr. Carmackを中心としたB2Bセット)の即興力とドライブ感、そしてMary DroppinzやReaper、SAKAといった多彩なクリエイターによる音響の展開へと続く。すべてが“夜のエネルギー”を濃縮するために設計されたようなアクトだ。

重低音と躍動のリズムが交差する深夜の布陣

スタック・ステージの魅力は、単独で成立するラインナップの強度にある。A Hundred Drums、Lumasi、Nikita the Wickedといったアーティストが織り成すビートは、リスナーの身体を直接揺さぶるように設計されている。Pangea SoundやrSUN、Reid Speedのようなクラブ仕様のセットが夜更けのフロアを熱狂へと導く。

また、ALL:LO TakeoverやTeam Supreme Ft. Project Paradisなど、B2B形式のセットも複数用意され、即興性や意外性を祝祭の核に据える構成となっている。

驚きは日毎にやってくる──サプライズ・ゲストの余韻

Lightning in a Bottleの伝統でもあるのが、夜ごとに発表されるサプライズ・ゲスト。2025年にはMau P、Sara Landry、Zeds Dead、Bob Moses、Claude VonStrokeらが突如ラインナップに加わり、会場をさらなる高揚へと誘った。
この予測不可能性こそが、スタック・ステージに“観られる音楽体験”ではなく“体感される現場の魔力”を宿らせている。

フェス全体の豊かな文脈のなかに──The Stacksの位置づけ

スタック・ステージは、LIBのほかのステージと同様に、ジャンルの壁を軽やかに飛び越えていく。既発表のメインラインナップに名を連ねる Empire of the Sun、Mau P、Tinashe、Zeds Dead、Dimension、Overmono らと並び、The Stacksは“夜の体験”を主眼に据えたユニークなクリエイティブ・スペースとして機能する。

5日間にわたるメモリアルデー・ウィークエンドは、ただ音を聴く場ではない。複数のステージとアート空間、コミュニティプログラムが絡み合い、個々の体験が重なってひとつの物語を構成する。The Stacksはその中でも、**最も濃密で、最も自由な“夜の章”**として位置づけられている。

Buena Vista Lake in Southern California 
Memorial Day Weekend – May 20-24, 2026

https://www.libfestival.org/

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