テデスキ・トラックス・バンド、魂の現在地を刻む──6作目『フューチャー・ソウル』3月20日リリース

©_Chapman Baehler

グラミー賞受賞歴を誇るアメリカ屈指のライヴ・バンド、テデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band/以下TTB)が、6作目となるスタジオ・アルバム『フューチャー・ソウル』を2025年3月20日にリリースする。あわせて、先行シングル「I Got You」とそのミュージックビデオも公開された。

スーザン・テデスキとデレク・トラックス夫妻を中心に、12人編成で圧倒的なグルーヴを生み出してきたTTB。その最新作は、彼らのキャリアにおいて最も“人間的”で、バンドとしての結束と誠実さが強く刻まれた作品となっている。

新たな風を吹き込む先行曲「I Got You」

先行シングル「I Got You」は、ギタリスト/ヴォーカリストのマイク・マティソンが作曲を手がけた一曲。デレク・アンド・ザ・ドミノスやデラニー&ボニーの系譜を感じさせながらも、現代的なドライヴ感を備えたミッドテンポのナンバーだ。

デレク・トラックスは本楽曲について「新鮮な風のような曲。バンドらしさはあるけれど、これまでにない感触がある」と語っており、TTBがいまなお進化の途上にあることを鮮やかに示している。

https://www.youtube.com/watch?v=tLIEnDeSeBU

名匠マイク・エリゾンドとの共同プロデュース

全11曲を収録した『フューチャー・ソウル』は、Twenty One PilotsやEminem、Dr. Dreなどを手がけてきたプロデューサー、マイク・エリゾンドを迎え、デレク・トラックスとの共同プロデュースで制作された。

レコーディングはフロリダ州ジャクソンビルのSwamp Raga Recording、テネシー州ガラティンのPhantom Studiosにて敢行。ファンク、ロックンロール、ブルース、ソウル、パンクといった要素が自然に溶け合い、TTBならではの有機的なサウンドスケープが広がっている。

『I Am The Moon』以降のTTB、その到達点

本作は、2022年の4部作アルバム『アイ・アム・ザ・ムーン』、そして2025年のライヴ作品『マッド・ドッグス&イングリッシュメン・リヴィジテッド』を経て辿り着いた新章だ。よりシンプルで、より率直に。バンド全体のコラボレーションが前面に押し出され、TTB史上もっともハートフルなアルバムと言っていい。

35公演に及ぶ「Future Soul 2026 Tour」も発表

アルバムのリリースにあわせ、TTBは35公演におよぶヘッドラインツアー「Future Soul 2026 Tour」を発表。夏には恒例となっているレッド・ロックス・アンフィシアターでの2日間公演も予定されている。

ルーカス・ネルソン、アラバマ・シェイクス、ジェイソン・アイズベル&ザ・400ユニットとの共同ヘッドライナー公演をはじめ、シェリル・クロウ、モリー・タトル、JJグレイ&モフロとの共演も各地で予定されており、そのスケールはTTBの現在地を雄弁に物語っている。

世界最高峰のライヴ・バンド、その現在形

2012年のデビュー作『レヴェレイター』でグラミー賞最優秀ブルース・アルバムを受賞して以来、TTBはライヴ・バンドとしての評価を揺るぎないものにしてきた。マディソン・スクエア・ガーデンやレッド・ロックス・アンフィシアターを完売させ、NPRからは「同世代最高のルーツロック・ミュージシャン二人」と称される存在へ。

『フューチャー・ソウル』は、その栄光の上に安住するのではなく、あくまで“いま”を鳴らすための作品だ。テデスキ・トラックス・バンドという巨大な音楽生命体が、なおも前進し続けていることを証明する一枚となるだろう。

作品情報

テデスキ・トラックス・バンド『フューチャー・ソウル』 

2025年3月20日(金)発売

UCCO-1248 SHM-CD 3,300円(税込)  

日本盤にはボーナストラック、解説、歌詞対訳付き  

https://Tedeschi.lnk.to/futuresoul

公式サイト

http://tedeschitrucksband.com/

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