
上京、共同生活、先の見えない活動の日々。それでも彼女たちは歌い、踊り、ステージに立ち続ける。無名上京アイドルの新曲「あくび」は、夢を追って東京に来た5人の“今”をそのまま閉じ込めた一曲だ。歌詞に込められたリアルな感情、歌割りや振り付けを巡る葛藤、そして「ここが居場所だと歌い続ける」という言葉の重み。本インタビューでは、リーダーの愛蘭と振り付けを担当した結名が、この曲に込めた想いと、グループとして歩んできた時間を等身大の言葉で語ってくれた。
上京した経験がある誰もが必ず当てはまっている
VETHEL 新曲「あくび」は、無名上京アイドルにとってどんな一曲になりましたか?
愛蘭 「あくび」は、自分たちの活動の背景が全部わかる歌だと思ってます。上京してきて、どんな気持ちでここにいるのか、その全部が詰まってる一曲ですね。
結名 自己紹介みたいな曲だなって思ってます。「無名上京アイドルってこういうアイドルなんだよ」っていう意思表現。短い期間でいろんなことがあったけど、それでも「ここが居場所だ」って胸を張れる日まで頑張る、そんな曲です。
VETHEL 歌詞を読んだ時、自分と違うと感じた部分はありましたか?
愛蘭 最初のほうは正直違いました(笑)。朝6時半にホーム行ってないし、別に反対されたわけでもないし。でもサビからはめちゃくちゃ当てはまる。「ここからは私たちやな」って思いました。
VETHEL 5人それぞれの存在を表している曲でもある?
愛蘭 そうですね。誰かには必ず当てはまってる曲やと思います。

歌割りと振り付けに込めたリアルな葛藤
VETHEL この曲が決まった時、グループ内で一番話題になったことは?
結名 歌割りですね。曲と歌詞だけ先にもらってたので、「誰がどこ歌うんだろう」「ここ歌いたいよね」って、そこが一番盛り上がりました。
VETHEL 思っていたような歌割りでしたか?
結名 私は「ここ、一番歌えないな」って思ってたところが当たりました(笑)。音域もリズムも苦手で最初は不安でしたけど、ライブを重ねるうちに歌い方が分かってきて。今は成長を感じるポイントです。
愛蘭 私は結構客観的に見ちゃうタイプなので、「ここはこの子やろな」って思いながら聴いてました。〈数えきれないほど声を枯らす〉のところは、実際に声を枯らしてたメンバーがいたので、「ここ歌ったら気持ち入るやろな」って。
VETHEL 振り付けを考える時に大切にしたことは?
結名 難しすぎないことです。ダンスが得意じゃないメンバーもいるので、歌詞と連動して分かりやすい振りを意識しました。サビはファンの方も一緒に踊れるように、手だけでできるキャッチーさも大事にしています。
VETHEL 注目してほしいポイントは?
結名 〈いつになったら人気出て〉のところで、みんながギュッて集まってワチャワチャする振りです。自由にやるようにしたらすごく可愛くて……あとラスサビ前、円になって内側を向いて踊るところ。メンバーの顔を見てからファンの方を見る瞬間がすごく好きです。

「ここが居場所だと歌い続ける」という覚悟
VETHEL リーダーとして、この曲で一番伝えたいことは?
愛蘭 ラスサビ前ですね。「このライブが最後かもしれない」って思うからこそ、毎回を一番いいステージにしたい。今やってるライブは当たり前じゃない。その気持ちを一番伝えたいです。
VETHEL この曲を、悩みながら頑張っている人が聴いたら?
愛蘭 もう少し頑張ってみようとか、頑張り方を変えてみようとか。「自分だけじゃない」って思って、一緒に頑張れる曲になったらいいなって思います。
結名 夢を持って親元を離れた人にはすごく刺さると思います。「待ってくれてる人がいるから頑張ろう」って思えるきっかけになったら嬉しいです。
VETHEL これから無名上京アイドルとして、どんな姿を届けたいですか?
愛蘭 自分たちが選んだ道を正解にしていく姿ですね。間違ってても、それを正解にする生き方を見せたいです。
結名 0から始まって、いつか100になるまでの過程を全部見てほしい。綺麗なところだけじゃなく、悩んでるところも含めて、親近感のあるグループでいたいです。

「あくび」
2025年12月25日配信スタート
https://linkco.re/X5uE6S9y
X:@jyoukyou0505
TikTok: @jyoukyou0505
