
イタリア・トリノを舞台に、電子音楽とカルチャーの最前線を更新し続けてきたKappa FuturFestivalが、2026年開催に向けたフェーズ1ラインナップを発表した。開催日は2026年7月3日から5日までの3日間。会場はおなじみ、産業遺構と緑地が交錯するParco Doraである。
世界最高峰が交差する、Kappa Futurの現在形
今回発表された第一弾ラインナップは、このフェスティバルが“国際的な創造の交差点”であることを改めて証明する内容だ。アメリー・レンズ、シャーロット・ド・ウィット、スヴェン・ヴァスといったテクノ・シーンの象徴的存在に加え、Solid Grooves創設者マイケル・ビビ、ブラジル発の現象モチャック、そしてセバスチャン・イングロッソといったメインストリームとアンダーグラウンドを横断する名前が並ぶ。


ここでしか観られないB2Bとライブ・プロジェクト
Kappa FuturFestivalの真骨頂とも言えるのが、特別編成によるB2Bやライブプロジェクトだ。ベン・クロック B2B マルセル・デットマン、パコ・オスーナ B2B ニコール・ムダベルという重量級の邂逅に加え、コリン・ベンダース、レディ・スターライト、スピーディJによるSTOOR Liveがラインナップ。即興性と実験性を孕んだパフォーマンスは、フェス全体の緊張感を一段引き上げる存在となるだろう。


ハウス、ミニマル、実験音楽まで網羅する奥行き
スクリーム B2B フルー・ショア、ラドゥー、DJラッシュ、アヴァロン・エマーソン、オブジェクトなど、ジャンルの境界を軽々と越えるアーティストたちも名を連ねる。さらにクララ・キュヴェ、ジェーン・フィッツ、ウェイドといった各地のアンダーグラウンドを象徴するDJたちが、Parco Doraのコンクリート空間をそれぞれの色で染め上げる。

6ステージで展開される“Art + Techno Experience”
Kappa FuturFestivalは音楽イベントにとどまらない。6ステージにわたる大規模プロダクションに加え、アートとテクノロジーを融合させた「Art + Techno Experience」も2026年に復活。ギャラリーツアーやファインダイニング、ラグジュアリーな滞在体験を含むこのプログラムは、フェスという枠組みそのものを再定義する試みである。
イタリア文化を代表するフェスティバルへ
DJ Magによる「世界ベスト・フェスティバル」ランキングで2025年に第6位を記録したKappa FuturFestivalは、いまや150カ国以上から観客を集め、地域経済にも年間3,000万ユーロ以上の影響をもたらす存在となった。テクノを軸に、音楽・デザイン・都市文化が交錯するこのフェスは、現代イタリア文化の象徴とも言える。
今後もさらなるラインナップの追加が予定されており、2026年夏のParco Doraは再び世界中の音楽ファンの目的地となるだろう。チケットはすでに発売中。次なる章の始まりを、その場で体感したい。
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