
ミシガンの森が再び息を吹き返す──6月25〜28日、Electric Forestが帰還
アメリカ・ミシガン州ロスバリーで開催されるキャンプ型音楽フェス Electric Forest が、2026年版の初期ラインナップを発表した。6月25〜28日の4日間にわたり、計100組ものアーティストが“森”に集い、ダンス、ベース、インディ、ジャム、ポップを横断する唯一無二の世界を作り上げる。
エレクトリック・フォレストは、音楽 × アート × 自然 × コミュニティ が溶け合う没入型フェスとして知られ、毎年チケット争奪戦が起こる人気イベント。今年もその期待に応える、スケールも多様性も“規格外”のラインナップが並んだ。


GRiZは2ステージ、ILLENIUM、KASKADE、Excision──ヘッドライナー級が森を形づくる
発表されたメインアクトには、世界中で絶大な支持を得るビッグネームがずらり。
- 生演奏×DJを自在に操る GRiZ(「Chasing The Golden Hour」セット含む2ステージ)
- メロディック・ベースの象徴 ILLENIUM
- ベースシーンの帝王 Excision
- ハウス/エレクトロの先駆者 KASKADE
- 四つ打ちのヒットメーカー Chris Lake
- ジャムバンドの伝説 The String Cheese Incident(特別セット“Shpongle Shebang”込み)
ジャンルも世代も越える“これぞForest”な布陣が揃った。

魅惑のB2B:DJ Diesel × T-Pain、Purple Disco Machine、ISOxo…話題性抜群の中堅どころ
今年のラインナップの目玉のひとつが、DJ Diesel(=Shaquille O’Neal)× T-Pain による前代未聞のB2Bセット。
豪快なベースとラップの融合は、Electric Forestでしか見られないド派手な試みだ。
さらに、
- UKガラージを世界に広げる Sammy Virji
- メロディアスなグルーヴが光る Purple Disco Machine
- トラップ〜ハードベースを再発明する ISOxo
- ダブステップデュオ Ganja White Night
など、現行ダンスミュージックの核となる存在が軒並み名を連ねる。


Madeon、LSDream、Passion Pit、Channel Tres──エレクトロ〜インディの“今”が集結
電子音楽以外のジャンルも充実しているのがこのフェスの魅力。
2026年の発表には、
- フレンチ・エレクトロの寵児 Madeon
- サイケデリックな世界観で人気の LSDream
- Indieエレクトロの象徴 Passion Pit
- しなやかなR&B/ダンスを融合する Channel Tres
- Bob Mosesによるクラブセット
など、多彩なスタイルが並ぶ。


超広域ラインナップ:ドラムンベースからハイパーポップまで網羅
Electric Forestは、毎年“ダンスミュージックの百科事典”のような広域ラインナップを見せてくれる。
- D&B界のレジェンド Andy C, Ivy Lab, Wilkinson
- ギター×ベースを合わせた異端パフォーマー Sullivan King
- ハイパーポップの旗手 Frost Children, Underscores
- R&B/オルタナを横断する Jean Dawson, INIKO, INJI
- アンビエント〜メロウを司る Tourist, Night Tapes
アンダーグラウンドからメインストリームまで、“音楽の今”の縮図がここに詰まっている。
コミュニティと“謎解き文化”──ラインナップ発表の裏にある遊び心
Electric Forestでは、毎年X(旧Twitter)やInstagramに謎めいた言葉やポエムが投下され、ファンが推理をしながらラインナップを予想する独自文化が生まれている。2026年はこの遊び心がさらに進化し、詩・暗号・レディットの考察スレ を巻き込んだ大規模な“森のスカベンジャー・ハント”が展開された。
最終的な答え合わせはEF Radioの特別番組で公開され、アーティストの楽曲を織り交ぜた“共同体験”としてラインナップが解禁されるという、唯一無二のプロセスを築いている。


チケットは12月9日よりロイヤルティ先行、一般販売は12月12日スタート
リピーター向けの Loyalty Presale は12月9日 12PM(ET) から開始。
一般向けの General On Sale は12月12日 12PM(ET) よりスタートする。
パスやキャンプパッケージ、ロイヤルティ制度については公式サイトで公開中だ。
