サシャ・ロボッティ、新曲「Manifest」で提示する“ダンスフロアの祈り”──シリータ、マイキーV、Blakkatとの豪華共演が実現

Dirtybird 20周年イヤーに放たれる、アルバム『I, Robotti』への重要ピース

Dirtybirdの20周年を祝うリリース群の中から、またひとつ強烈な1曲が到着した。ベルリン〜サンフランシスコを股にかけて活動するプロデューサー サシャ・ロボッティが、シリータ、マイキーV、Blakkat という個性派3名を迎えた最新シングル 「Manifest」 を発表。来たるデビューアルバム『I, Robotti』に向けた“第四の鍵”となる作品だ。

4者4様のバックグラウンドが絡み合いながら、トラックは深い陶酔感へと滑り込んでいく。グルーヴの奥で脈打つメッセージ性、スピリチュアルな親密さ、そして身体の動きと意識が溶け合うような没入感。「Manifest」は、ダンスフロアをただの遊び場ではなく、“解放の儀式”へと変えてしまうようなトランス的エネルギーをまとっている。

4つの感性が描く“瞑想するハウスミュージック”

サシャ・ロボッティの浮遊感のあるサウンドスケープ、シリータの引力をもつクラブ・スピリット、マイキーVの霊的ヴォーカル表現、Blakkatの歴戦のプロダクションスキル──。「Manifest」は、これらが点ではなく線で繋がった“共同体の音”のように響く。

メロディは深く沈み込み、リズムは催眠的にループし、そこへ乗るメッセージは前向きで優しい。逃避ではなく、“自分を肯定するための恍惚” がここにはある。

Sacha Robottiが描く『I, Robotti』という旅

本作は2026年初頭にリリース予定のアルバム『I, Robotti』の一部を成す重要作でもある。シアン & ジョップリンとの「All Night」、ヴィクトリア・ロウリンズとの「Say It」、そしてBlakkatとの前作「The Flood」といったコラボレーションを通じて、ロボッティは“ジャンルの壁を越える旅”を続けてきた。

ベルリンのアンダーグラウンドから、サンフランシスコのDirtybirdまで。彼が20年以上をかけて築いたネットワークとアイデアが、アルバムという形で一つの物語になりつつある。

シリータ、マイキーV、Blakkat──独自のフィールドで戦う3アーティスト

SYREETA
HE.SHE.THEY.やANTSのレジデントとして名を上げ、Time WarpやLightning in a Bottleなどのフェスでも存在感を発揮する、“オーセンティックかつ勇敢”なUKのDJ。Crosstown RebelsやNervousなど名門からのリリースも活発だ。

Mikey V
LAのアンダーグラウンドと、ペルー・アマゾンでのスピリチュアルな体験を音へと昇華するプロデューサー。CamelphatやDJ Sneakとの共作など、ハウスの伝統と精神性の両面を持つ人物。

Blakkat
M Peopleでのマーキュリー賞受賞、New OrderやA Tribe Called Questのリミックスなど、30年以上シーンを支えてきたレジェンド。Marshall Jefferson、David Moralesといった先駆者との交流を持つ真の“文化伝達者”。

Dirtybird 20周年に響く、未来へ向けたアンセム

「Manifest」は、Dirtybirdが20年にわたって築いてきた“遊び心と自由さ”を、2025年に最も美しく体現した1曲といえる。
ただ踊るだけではなく、踊りながら前に進むための音楽──。
Robottiと3人の仲間たちは、その感覚を見事に音へ落とし込んだ。

▶︎ 配信リンク

https://dirtybirdrecs.ffm.to/manifest

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!