
昭和の香りと都会の疾走感を一本に束ねる、新たな“CITY”の定義
RYUSENKEIとしても活動するクニモンド瀧口が手がける人気シリーズ「CITY MUSIC TOKYO」。その“新章”とも言えるジャズ・ファンク編の第2弾『CITY MUSIC TOKYO Second Definition』が、日本コロムビアから2026年3月4日にリリースされる。CD、アナログ(2枚組)、さらに配信でも展開される。
今作は、日本コロムビアが誇るアーカイブから、瀧口の美学に響いたジャズ・ファンク/クロスオーバー/レア・グルーヴの名曲をセレクト。「夜」「都会」「カーチェイス」「ハードボイルド」……そんなキーワードが似合う、どこか昭和のテレビドラマを思わせる“架空のサウンドトラック”として構成された全18曲である。
日本ジャズ・ファンクの宝庫を縦断する18曲
本作には弘田三枝子、古澤良治郎、服部克久、ミッキー吉野グループ、稲垣次郎とソウル・メディア、横山菁児ら、時代とジャンルを越えて愛されるアーティストが多数名を連ねる。シティポップが世界的に再評価されるなか、日本のジャズ・ファンクやサウンドトラック作品にも注目が集まる昨今。その流れをまさに象徴する内容と言えるだろう。
【商品概要】
『CITY MUSIC TOKYO Second Definition』
選曲・監修・解説:クニモンド瀧口(RYUSENKEI)
2026年3月4日発売
CD:COCB-42626/¥2,530
LP(2枚組):COJY-9576〜7/¥6,160
商品情報:
CD:https://columbia.jp/prod-info/COCB-42626/
LP:https://columbia.jp/prod-info/COJY-9576-7/
※収録曲リストはオリジナルリリースに準拠
「あの頃の大人の世界」に憧れた少年が辿り着いた原点
瀧口は本作について、幼少期にテレビから流れていた刑事ドラマや探偵ドラマのBGMが原体験であったと語る。カーチェイス、都会の夜、高層ビルの影をすり抜けるサスペンス──それらを彩った音楽の多くが、のちに“ジャズ・ファンク”や“フュージョン”として自身のルーツになっていたことに気づいたという。
海外でシティポップがリバイバルするなか、70年代日本のサウンドトラックやジャズ・ファンクにも世界的な再評価が起きている。瀧口自身が参加したNHKドラマ『タリオ』の劇伴「Talio」でもジャズ・ファンクを取り入れた楽曲が海外リスナーから支持され、再生回数は700万回を超えた。
“日本の都会への郷愁”が世界で響くいま、瀧口は本作を通して「子どもの頃に憧れた大人の世界観を、改めて提案したい」と語る。
シリーズが映し出す現代の「都会性」
「CITY MUSIC TOKYO」シリーズは、シティポップやフュージョン、テクノ、そしてジャズ・ファンクまでを横断し、“日本の都会的サウンド”を再定義してきたプロジェクトである。都市の光と影、情緒とスリル、粋とスモーキーな空気。そのすべてを音で描き出すキュレーションは、シリーズが年々支持を広げている理由だ。
今回の「Second Definition」は、その名のとおり“第二の解釈”。昭和の街角、深夜の高速道路、探偵が煙草をくゆらすバーのカウンター……そんな風景が脳裏に浮かぶ、鮮烈な音のコレクションとして現代に響く。

クニモンド瀧口とは
PR、アパレル、レコード店、ライブハウス勤務を経て2001年より流線形として活動開始。2024年にはアルファミュージックからRYUSENKEI名義でアルバム『イリュージョン』をリリース。古内東子、一十三十一、ナツ・サマーらへの楽曲提供やアレンジ、プロデュースでも知られる。2020年からはコンピレーションシリーズ『CITY MUSIC TOKYO』を手がけるほか、CMT Productionとしてグラフィックデザインやブランディングにも携わる、多彩な表現者である。
https://linktr.ee/cmtpro
