未来へ、音とともに ── ボールド・パレードが描く希望のグルーヴ『To The Future Together』

ソウル、ラテン、ジャズが溶け合う “音の抱擁”

ロンドン拠点のプロデューサー/マルチ・インストゥルメンタリスト、ボールド・パレードことポール・マクマホンが、最新EP『To The Future Together』を自身のレーベル Suzume Recordings より12月12日にリリースする。本作は、ファンク、ラテン、ソウル、ジャズを軽やかに横断しながら、冬の空気を温めるような人間味とポジティブなエネルギーに満ちた4曲入りEPである。

愛と希望を紡ぐ、ジャンルを超えたサウンドスケープ

オープニングを飾る「The Golden Braid」では、The Stephens Oyo Choirのコーラスがアフロセントリックなリズムに乗り、ホーンセクションが陽光のように輝く。続く「Land Of Tears」は、シンガー Noon の柔らかなヴォーカルが、ラテンのギターと陽だまりのようなパーカッションに包まれた美しいバラードだ。また、常連ヴォーカリスト Marti Buchanan を迎えた「My Place Of Joy」は、ファンキーで軽やかなグルーヴが印象的。一方、ブラジル語タイトルを冠した「Tarde cai, eu danço」(=夕暮れに、私は踊る)では、Bianca Amante の声が南風のように駆け抜け、アルバムを優しく締めくくる。

ロンドンの粋を宿す音楽家、Paul McMahonの世界

ボールド・パレードは、ベルファスト出身のポール・マクマホンによるプロジェクトである。クラッシュダディ名義での活動や、マーク・ベルとのユニット“ベルクラッシュ”など、20年以上にわたりヨーロッパのクラブシーンとジャズカルチャーの架け橋として活動してきた。彼の音楽は、ジャズの即興性と現代的なプロダクションの融合をテーマにしており、BBC 6 Musicのクレイグ・チャールズの番組でも頻繁にオンエアされるなど、UKソウル/ファンク界で高い評価を受けている。

「未来へ、ともに」 ── 音が導く希望

『To The Future Together』というタイトルには、分断の時代を越えて“音楽でつながる”というメッセージが込められている。ポールはこれまで以上に、人間の温度とグルーヴの共鳴に焦点を当てており、聴く者の心を穏やかに解きほぐす。冬の夜に灯る、希望のような音楽。ボールド・パレードはその名のとおり、堂々と、しかし優しく、私たちを未来へと連れ出してくれる。

リリース情報
To The Future Together』 – Bold Parade
発売日:2025年12月12日
レーベル:Suzume Recordings

トラックリスト

  1. The Golden Braid (feat. The Stephens Oyo Choir)
  2. Land Of Tears (feat. Noon)
  3. My Place Of Joy (feat. Marti Buchanan)
  4. Tarde cai, eu danço (feat. Bianca Amante)

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