
アフロ、ディープ、ソウルフルが交錯する“癒し”のハウス・サウンド
フィラデルフィア出身、ダラスを拠点に活動するDJ/プロデューサー/シンガー・ソングライターのKahnti(カンティ)が、デビューアルバム『One Love』をunquantizeからリリースする。アフロ、ディープ、ソウルフル・ハウスの要素を融合し、“リズムの癒しの力”をテーマにした本作は、スピリチュアルでありながらもフロア直結の高揚感を備えた作品である。
アルバムには、ラベル主宰者でありハウス界の重鎮DJスペンとの共作リミックス「My Boo Thang (Kahnti & DJ Spen Remix)」、さらに名プロデューサー、ジェフリー・Cによる「Energy (Geoffrey C Remix)」も収録。アフロセントリックなグルーヴとディープなメロディが融合し、カンティのエーテルのようなボーカルとスポークンワードが、聴く者をトランス状態へと導く。まさに“純粋なアンダーグラウンド・ハウス”の精髄といえる内容である。
「リズムは癒しの言語」──音が魂を結びつける
Kahntiはこのアルバムについて次のように語っている。
「『One Love』はリズムの癒しの力をテーマにしているの。音とエネルギーが心を持ち上げ、魂に触れる──それこそが音楽の真の力だと思う。人と人とをつなげるのは、やっぱりこの“リズム”なんだ。」
彼女の言葉通り、作品全体に流れるのは“結びつき”の感覚である。重層的なドラムと催眠的なグルーヴ、そして自身の歌声を重ね合わせることで、Kahntiは聴き手に「音楽は薬である」という信念を伝えている。
精神とグルーヴの架け橋となるアーティスト
Kahntiは、SoulCamp(DJスペンと共演)、Mi Casa Holiday、ハバナ国際ジャズフェスティバル、Houston House Music Spring Affairなど、米国・英国・キューバ各地のフェスティバルやクラブに出演。特にダラスの名門It’ll Do Clubではヒューゲルやナイトフリークのオープニングを務め、DJとしての多彩な表現力と精神性を両立させてきた。
また、彼女は「House Music Therapy」の主宰者であり、非営利団体「One Love – The Power of Music Initiative」を通じて、音楽を社会的・精神的な癒しのツールとして届ける活動にも取り組んでいる。まさに“音楽で人々をつなぐ”という彼女の信念を、活動そのものが体現しているといえる。

リリース情報
Kahnti『One Love』
- レーベル:unquantize / UNQTZLP010
 - Traxsourceプロモ配信:2025年11月28日
 - フルリリース:2025年12月12日
 
TRACKLIST
- My Boo Thang
 - My Boo Thang (Kahnti & DJ Spen Remix)
 - One Love
 - Energy
 - Energy (Geoffrey C Remix)
 - Spiritual Boogie
 - Free’Dom
 
Kahnti Official
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音楽は薬であり、リズムは心の鼓動である──Kahnti『One Love』、そのビートが世界をひとつにする。
